肥満治療のいわゆる専門家はどのような治療を行っているのでしょうか?恐らく想像がつく通り、エネルギー(カロリー)制限と運動でしょう。GLP-1受容体作動薬の体重減少効果が話題になっていますが、日本では糖尿病治療薬であり、肥
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BMIが正常でも内臓脂肪は非常に多い
体重、BMIが正常であっても内臓脂肪が問題ないかどうかはわかりません。体重は正常でもポッコリお腹の人はかなり多くいると思います。 今回の研究では、同じアジア人、中国の健康な男性902人と女性885人(平均年齢45.3歳、
少量の肝臓の脂肪でもインスリン抵抗性と心血管疾患のリスク増加につながる
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は日本でも増加しています。しかし、多くの人、しかも多くの医師もあまり気にしていないように見えます。明らかな脂肪肝でない限り、ほとんど指摘を受けていません。現在、肝臓の肝細胞の5%以
膝の痛みには糖質制限を
変形性膝関節症の有病率は、40歳以上で見ると男性42.6%,女性62.4%だそうです。本当にこんなに多いのかどうかはわかりませんが、当然そのすべてに治療が必要な状態ではないでしょう。 この変形性膝関節症は日本整形外科学会
内臓脂肪と中性脂肪と冠動脈疾患のリスク
メタボリックシンドロームは冠動脈疾患のリスクを増加させると考えられています。当然です。メタボは糖質過剰症候群ですから。ご存じのようにメタボの診断基準は次のようです。 メタボリックシンドロームの診断基準 1. 腹囲 男性8
高脂肪食は太らないどころか体重が減少する
いまだに脂質(脂肪)を摂ると太ると思っている人がいます。およそ摂取エネルギーの30%を摂るのと、その2倍の60%摂るのではどれくらい体重が変化するでしょう?みなさんはもう答えがわかりますね。 今回の研究では、2型糖尿病の
運動の減量効果はほとんどない
運動することは体重減少にほとんど役に立ちません。もちろん全くないかと言われれば、ほんの少しはあるでしょう。しかし、予想通りの体重減少を得られる人はごくわずかかもしれません。 今回の研究では一応健康的な過体重および肥満の人
自己申告による食事アンケートのエネルギー摂取量は肥満の人ほど過少申告する
どのような栄養素をどれくらい食べると病気になるとか、健康になるとか、など食事に関する研究はいっぱい行われています。 しかし、そのような研究の食事内容の評価で、多くは食事アンケートが用いられていることが問題です。エネルギー
インスリン抵抗性と女性特有のがんとの関連
がんは糖質過剰症候群です。糖質過剰摂取により、高インスリン血症やインスリン抵抗性が起こります。 肥満が個性だ、という最近の主張は非常に心配です。 今回の研究では、非糖尿病の人での、インスリン抵抗性と女性特有のがんとの関係