ドクターシミズのひとりごと

果物および野菜の摂取と乳がん

以前の記事「糖質（炭水化物）の種類と乳がん」では、様々な糖質と乳がん死亡のリスクを書きました。今回は果物や野菜と乳がん診断後の死亡率との関連についてです。なお、糖質と乳がんの記事と同様にデータがいつものように食事アンケ

サケは栄養価が高いのですが、天然ものと養殖では脂質の量がかなり異なります。一切れ80gで比較してみましょう。秋鮭、紅鮭は天然もので、大西洋鮭は通常養殖です。（表のデータはここより）秋鮭紅鮭大西洋鮭（アトランティッ

甘いものは食べたいけれど、糖質は太る、でも食べたい。人工甘味料は糖質を減らして甘い糖質たっぷりのものへの欲求を減らしてくれるものだと考えられています。糖質制限では利用している人も多いかもしれません。今回の研究では平均年

新著『肥満・糖尿病の人はなぜ新型コロナに弱いのか「糖質過剰」症候群II (光文社新書)』発売まであとわずかとなりましたが、待ちに待った見本が届きました。毎回、本が出来上がると非常にうれしい思いでいっぱいになります。感謝

欧米諸国では、成人の果糖の1日摂取量は約100gと言われています。日本はどのくらいでしょうか？近いものがあると思います。果糖は猛毒であり、様々な疾患を招いていると考えられています。コントロールの悪い糖尿病と、糖尿病では

脂肪肝は糖質過剰症候群です。脂肪肝という名前から脂肪（脂質）を多く摂ることで起きそうですが、実際には糖質過剰摂取で起こります。たった2週間の食事の変更で、肝臓の中性脂肪はどうなるでしょうか？そして、糖質制限とカロリー制

うつ病も糖質過剰症候群です。インスリン抵抗性を表す中性脂肪/HDLコレステロール比（TG/HDL-C比）、空腹時血糖値、腹囲とうつ病発症の関係はどうなっているのでしょうか？今回の研究では、抑うつ障害や不安障害の既往のな

11月になりました。いよいよ今月私の著書『肥満・糖尿病の人はなぜ新型コロナに弱いのか「糖質過剰」症候群II』が発売となります。糖質過剰症候群の続編です。アマゾンでは11月17日発売となっていますが、書店の店頭に並ぶのは

似た者夫婦という言葉がありますが、よく、同じような体型をした夫婦、家族を見ます。親子であれば家族性、つまり何らかの遺伝性のものも考えられますが、夫婦は遺伝的につながっていません。しかし、ときに非常に似てきます。恐らくこれ

インスリン抵抗性は非常に重要ですが、インスリン値を測定するのは通常ではハードルが高いでしょう。しかし、日常の診療で血液検査する項目で十分に予測可能です。それが中性脂肪/HDLコレステロール比（TG/HDL-C比）です。