高血圧には塩分制限、というウソがまかり通ってしまっています。そうは言っても、多くの人は、本気で塩分制限はしていないかもしれません。 今回の研究では、3~4週間以上投薬を受けていない軽症および中等症高血圧患者2937人を対
カテゴリー: コレステロール
ランセット糖尿病・内分泌学のグローバル委員会が肥満診断の大幅な見直しを提案する意図は?
確かに、BMIが肥満診断の最重要な指標であることは問題があります。何らかの見直しが必要かもしれませんが、今回のランセットの委員会の意図は全く違うような気がしてなりません。 委員会はBMIのみに基づいて肥満を検出することを
Lp(a)に対する食事や運動などの影響
専門家、医療側の主張からすれば、リポタンパク質(a)(Lp(a))の上昇は、心血管疾患の原因またはリスク因子です。それが正しいとすれば、Lp(a)は低い方が良いはずです。 Lp(a)が低い方が良いのであれば、Lp(a)を
スタチンによる人格や気分の変化 その2 誰かを傷つけてしまう前に…
スタチンには様々な副作用がありますが、人格の変化、易怒性、攻撃性などの精神科的副作用もあります。スタチンを処方する医師は、このような副作用を知らないか、知っていても無視しているのかもしれません。 「その1」でも様々な症例
毎日推奨量の果物を摂取するとインスリン抵抗性が増加する
アメリカの食事ガイドラインでは、2000kcalの食事の一部として、1日5サービングの果物と野菜を摂取することを推奨しており、これには果物から2カップ相当量以上が含まれます。1カップ相当の摂取量の例としては、次のようです
Lp(a)の値は繰り返し測定で変動するのか?
以前の記事「医療によるLDLコレステロール攻撃の次の標的はLp(a)」で書いたように、LDLコレステロールの次のターゲットは、リポタンパク質(a)、Lp(a)です。Lp(a)は間もなく、多くの医療機関で測定が始まる可能性
1560万人のデータで示された高中性脂肪の心血管死亡率増加
中性脂肪値は非常に重要であるにも関わらず、医師でさえそれほど気にしていません。 今回の研究では、韓国のデータベースを使用して、一般集団における中性脂肪(空腹時)と心血管疾患による死亡率との関連性を分析しています。対象人数
HDLコレステロール値が低いといくつかのがんリスクが増加する その2
「その1」で書いたように、HDLコレステロールが低いと、がんのリスクが増加します。今回は別の研究を見てみましょう。 今回の研究では、コペンハーゲン一般人口研究のHDLコレステロールとApoA1の測定値の情報を持つ107,
LDLコレステロールが大きく上昇しても動脈硬化は起こらない
心血管疾患、動脈硬化はLDLコレステロール値が高いから起きるわけではありません。しかし、医師や医療従事者の多くは、高LDLコレステロール=動脈硬化、であり心血管疾患のリスクが非常に高くなると信じています。 糖質制限をする
心房細動に対するカテーテルアブレーション後の長期抗凝固療法中止の影響は?
心房細動(Af)はよく認められる心房性の不整脈です。実際にAfの心房を見ると、痙攣のような動きをしています。心臓が細かく震えて血液をうまく送り出せなくなり、心臓内での血液の乱流が起こり、血のかたまり(血栓)ができやすくな