糖質制限をしている人では通常の食事をしている人よりも多くのケトン体が産生されます。ケトン体を産生する能力は大人と子供ではどれほど違うのでしょうか? 今回の研究では、大人と小児のケトン食によるケトン体産生能力を比較していま
投稿者: Dr.Shimizu
HDLコレステロールと糖尿病リスク
糖尿病の人はほとんどHDLコレステロール値が低下しています。HDLコレステロールと糖尿病発生率との関連はどれくらいあるでしょうか? 今回の研究では1,462人、ベースラインの平均年齢は68.81歳を対象に、追跡期間は中央
インスリン抵抗性と女性特有のがんとの関連
がんは糖質過剰症候群です。糖質過剰摂取により、高インスリン血症やインスリン抵抗性が起こります。 肥満が個性だ、という最近の主張は非常に心配です。 今回の研究では、非糖尿病の人での、インスリン抵抗性と女性特有のがんとの関係
解熱剤が当たり前のように使われ過ぎている
現在の医療では、患者の苦痛をできる限り排除、軽減することが必要と考えられています。もちろん、原則は間違ってはいませんが、それにより疾患が長引いたり、悪化したり、死亡したりしてしまっては本末転倒である場合もあります。 外来
健康な人に見られる糖尿病レベルの血糖値スパイク
現在、非常に多くの人が血糖値の異常があります。しかし、ほとんどの人はそれに気づいていません。血糖値の異常と言っても、もちろん空腹時血糖が上昇するだけでなく、食後の高血糖を含みます。空腹時血糖が上昇しなくても、血糖値スパイ
結腸がん患者における未加工の赤肉とがん再発および死亡のリスク
ロシアがウクライナに侵攻し、心が穏やかではありません。どうして人間はずっと同じ過ちを繰り返すのでしょう。戦争反対です。日本も明日は我が身です。サイコパスに国を任せたらこのようになってしまいます。 力、お金が支配する世界が
コクランまでも低炭水化物食は効果が無いと・・・ その2
前回の記事「コクランまでも低炭水化物食は効果が無いと・・・ その1」では、コクランでさえ、低炭水化物食と超低炭水化物食をごっちゃにして分析をしてしまっていることを書きました。 その記事に関してコメントをいただきました。
コクランまでも低炭水化物食は効果が無いと・・・その1
コクランのレビューはランダム化比較試験(RCT)を中心に臨床試験をくまなく収集し、評価し、分析していると言われ、かなりの影響力があります。ここに書かれたことはエビデンスとしては最高に位置するとも考える人もいるでしょう。
飽和脂肪酸は心臓に悪くない
我々はずっと長い間、脂質、特に飽和脂肪酸をたくさん摂ると体の脂肪になり体重が増加したり、血管が詰まって心筋梗塞を起こすと思わされてきました。 しかし、以前にアメリカで行われた低脂肪食介入試験では全く違う結果が得られていま
糖質過剰摂取はミトコンドリアの呼吸を低下させる
ミトコンドリアは我々のエネルギー(ATP)を作ってくれています。ミトコンドリアの呼吸が行われて十分なエネルギーが得られます。 エネルギー消費量は食事の影響を受けます。摂取エネルギー(カロリー)量が同じでも、何を摂取するか