糖尿病や心臓の専門家などは食事の脂質の組成が疾患に影響を与えると考えています。そして、飽和脂肪酸の摂取量は糖尿病の発症リスクになり, 多価不飽和脂肪酸がこれを低減するという研究をガイドラインでも引用しています。まあ、もち
カテゴリー: 食事
持久系アスリートにおける糖質制限と脂質制限
持久系アスリートにおける糖質制限と脂質制限では、血中の脂質にどのような違いが現れるでしょうか? 今回の研究では、7人の男性の持久系アスリートを対象に、6週間の糖質制限と脂質制限を行ってもらいました。糖質制限と脂質制限の間
糖質制限は精神的および感情的な幸福をもたらす
糖質制限、ケトン食などはいまだ減量目的のいわゆるダイエット法だと思っている人がいます。また、そうでなくても主に体重減少や代謝的な改善という、身体的な影響にスポットが充てられています。 今回の研究ではケトン食が精神的、心理
糖質制限は甲状腺ホルモンの変化を起こす
糖質制限をすると、当然代謝が変化するので、様々な数値の変化が認められます。その中で甲状腺のT3の変化も起こります。(「糖質制限のときの甲状腺ホルモン低下(低T3症候群)」「糖質制限でLDLコレステロールが上昇しやすい人は
食後の糖質の運命はどうなる?
食事をしたときの糖質の運命はどうなっているのでしょうか?食後のブドウ糖処理を細かく分析した研究があります。経口摂取したブドウ糖は下の図のように、解糖系(Glycolysis)か貯蔵(Storage)に回るかのいずれかです
糖質制限と骨粗しょう症
以前の記事「ケトン食は骨の健康に悪影響を与えるか?」ではケトン食と骨の健康について書きました。今回は他の糖質制限と骨粗しょう症の研究を見てみましょう。 腹部肥満の人65人(平均年齢51.3歳、BMI33.4)をエネルギー
おやつのセカンドミール効果で夕食後の血糖値を抑える?
セカンドミール効果をやたら強調する専門家がいます。朝食を食べないと昼食時の血糖値の上昇が大きい、だから朝食は重要だと。その際朝食時の血糖値の変化は示されません。午後のおやつ、間食でももちろんセカンドミール効果があります。
鉄は腎臓に有害かもしれない
鉄は不足することは良くありませんが、漫然と補充すると様々な有害なことが起きる可能性があります。通常、糖質制限をして赤肉をちゃんと食べていれば、鉄サプリを飲む必要なんてないと思います。 今回は鉄の腎臓への悪影響についてです
日本にも糖質制限のコンセンサスが必要
日本人の食事摂取基準の2025年版がほぼ決まりました。(ここ参照)5年ごとに見直していますが、毎回どーでもいいような改定ばかりです。 アメリカの食事ガイドラインも似たようなもので、アメリカやカナダの糖尿病学会が低炭水化物
8時間の時間制限食は心血管死のリスクが91%高い? 大変だ!?
アメリカ心臓協会はとんでもないニュースリリースを出してきましたね。 時間制限食は体重を減らしたり、様々な代謝の異常を改善したりする可能性が高く、糖質制限にプラスして行うことを私は推奨しています。できる限り食事の時間、回数