『糖質オフ×プチ断食のW効果でやせる!不調が消える!』(主婦の友社)の記事が本日のダ・ヴィンチニュースに掲載されます。 その記事はここ 「糖質オフ×プチ断食の“W効果”でやせる! 脂肪を燃やしてエネルギーに変える食事術」
カテゴリー: 食事
自己申告による食事アンケートの不正確性
食事に関する研究で最も問題になるのは自己申告による食事アンケートの不正確性です。 今回の研究では、客観的な食事のリカバリーバイオマーカー(詳細は省略)というものを使用して、いくつかの種類の自己申告の食事アンケートと比較し
動物性タンパク質より植物性タンパク質の方が死亡率が低い?
食事に関する研究というのはどうしても質が低いものになります。ほとんどが食事アンケートによるものだからです。昨日の食事を聞かれても正確に答えられない人もいますし、健康に悪そうなものは少なめに申告している可能性もあります。
糖質を減らして脂質と交換するとHDLコレステロールは上昇し中性脂肪は低下する
糖質制限をするとほとんどの人は、HDLコレステロール値は上昇し、中性脂肪値は低下します。 ちょっと以前の論文ですが、それを計算式であらわしたものがあります。27の研究を分析して得られた式です。炭水化物をそれぞれの脂質(飽
飽和脂肪酸は心血管疾患を増加させるか?
飽和脂肪酸と心血管疾患の関連はいまだにはっきりしません。私は全く関係していないと思っています。ほとんどの研究では、質の低い、食事アンケートをもとにした研究でしかないので、結果は信頼できません。 今年の5月にコクランで飽和
家族性高コレステロール血症の食事は低飽和脂肪酸、低コレステロールではなく、糖質制限にすべき その2
以前の記事「家族性高コレステロール血症の食事は低飽和脂肪酸、低コレステロールではなく、糖質制限にすべき その1」では、家族性高コレステロール血症(FH)でもLDLコレステロールと関係なく、中性脂肪値が高いと心血管疾患のリ
糖質オフ×プチ断食のW効果でやせる! 不調が消える! 本日発売です
糖質オフ×プチ断食のW効果でやせる! 不調が消える! という本が本日7月10日に発売となります。またもや私の裸体が表紙を飾っています。(恥ずかしい!) 今回は監修です。 完全なスーパー糖質制限食ではなく、ゆるめの「糖質オ
脳のインスリン抵抗性は体重減少が起きにくいかもしれない
以前の記事「肥満の人の脳のインスリン抵抗性」で書いたように、肥満では脳のインスリン抵抗性が起きていると考えられます。 減量しようとしても、痩せるかどうか?脳のインスリン抵抗性にかかっているかもしれません。 脳のインスリン
家族性高コレステロール血症の食事は低飽和脂肪酸、低コレステロールではなく、糖質制限にすべき その1
家族性高コレステロール血症(FH)では、飽和脂肪酸やコレステロールの摂取を減らすことが推奨されています。 「家族性高コレステロール血症診療ガイドライン 2017」でも次のように書かれています。 FH に対しても食事療法は
虫垂炎と胃食道逆流症と糖尿病
虫垂は不必要な残骸ではなく、現在では腸内細菌の「安全な家」と考えられています。急性虫垂炎(いわゆる盲腸)は急激な虫垂の強い炎症です。腸内細菌のフソバクテリアの存在は、虫垂炎の重症度と正の相関しているという報告があります。