最近、オートミールというものが健康的な食品として取り上げられています。(この記事参照)オートミールはオーツ麦を調理しやすく加工したものです。 100gあたりエネルギー380kcal、タンパク質 13.7g、脂質 5.7g
カテゴリー: HDLコレステロール
飽和脂肪酸は心血管疾患のリスクには関係しない
飽和脂肪酸はいまだに悪者扱いです。以前の記事「飽和脂肪酸は心血管疾患を増加させるか?」でも書いたように、飽和脂肪酸と心血管疾患との関連はほとんど認められないにもかかわらず、摂取制限を勧める人も多いでしょう。 日本人の食事
糖質制限でLDLコレステロールが大きく上昇する人の特徴
糖質制限をするとLDLコレステロールが上昇する人が結構な割合でいます。糖質制限反対派やLDLコレステロール悪玉説を信じている人は、このことをもって糖質制限が危険だということもあるでしょう。 私も糖質制限をしてLDLコレス
肉食は様々な症状を改善する
肉、特に赤肉は健康的にはあまり良くないと考える人がいます。しかし、逆にほとんど肉しか食べない「Carnivore Diet」(肉食)の人もいます。もちろん肉だけなので、非常に強い糖質制限状態です。 このような肉食の人が、
1回の食事のタンパク質量の上限は?
質問を頂きました。1回の食事のタンパク質量についてです。 初めて質問します。 先生のブログと本で勉強させてもらっています。 一回の食事でタンパク質の吸収できる量について教えてください。 「よく20gずつ分けて食べ分けない
低LDLコレステロールはすべての原因による死亡率を増加させる
LDLコレステロールは一般的には多くの心血管疾患の原因であるかのような「悪玉」と思い込まされています。LDLコレステロールは低ければ低いほど良いと思っている人もいるかもしれません。 以前の記事「LDLコレステロールが非常
尋常ではない量のフルーツジュースを摂取するとどうなるか?
果物はヘルシーな食べ物と考えられており、その延長線上でフルーツジュースもヘルシーな飲み物と一般的には考えられています。しかし、現代の果物は非常に甘く、糖質、果糖がたっぷり入っており、さらにフルーツジュースは食物繊維が取り
中性脂肪/HDLコレステロール比とうつ病
うつ病も糖質過剰症候群です。インスリン抵抗性を表す中性脂肪/HDLコレステロール比(TG/HDL-C比)、空腹時血糖値、腹囲とうつ病発症の関係はどうなっているのでしょうか? 今回の研究では、抑うつ障害や不安障害の既往のな
インスリン抵抗性を表す中性脂肪/HDLコレステロール比の性差
インスリン抵抗性は非常に重要ですが、インスリン値を測定するのは通常ではハードルが高いでしょう。しかし、日常の診療で血液検査する項目で十分に予測可能です。それが中性脂肪/HDLコレステロール比(TG/HDL-C比)です。
中性脂肪/HDLコレステロール比は安定狭心症の冠動脈疾患のリスクを予測する
中性脂肪/HDLコレステロール比(TG/HDL-C比)は非常に重要だと考えられています。ある研究では、TG/HDL-C比が4より大きいことが、冠動脈疾患発症の最も強力な独立した予測因子であるとしています。(「糖質制限とL