心血管疾患はコレステロールが高いとリスクが増加すると一般的には考えられています。80歳以上になってもスタチンを投与されてしまっている高齢者も多いと思います。高齢者では心血管疾患の頻度も増加するでしょう。しかし、様々な研究
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心血管リスクの高い人はオメガ3脂肪酸値を上げれば有害な心血管イベントを減少させられるか?
心血管疾患の予防目的で毎日オメガ3の薬を飲んでいる人もいるでしょう。しかし、本当に効果があるのでしょうか? 今回の研究では毎日高用量(4g)のオメガ3製剤を飲んでその後の心血管死亡、心筋梗塞、脳卒中などの心血管イベントの
小さな危険なLDL(sdLDL)コレステロールと冠動脈心臓病のリスク
LDLコレステロールは一般的には悪玉と考えられていますが、LDL自体は重要なものであり、全てが悪玉ではありません。LDLの小さな粒子である、小さな危険なLDL(sdLDL)は心血管疾患のリスク因子と考えられています。ただ
脳出血とコレステロール
新型コロナウイルスワクチン接種後、7人の死亡例が確認されており、そのうち5人が出血性脳卒中で、そのうち4名は脳出血です。厚労省の報告では、 一般人口の出血性脳卒中の発生率は1日100万人当たり0.97人であり、ワクチン接
低LDLコレステロールは糖尿病のリスクを高める
いまだにLDLコレステロール値は低い方が良いと思い込んでいる人がいます。そして、医師もLDLコレステロールが低いことには何も指摘しません。しかし、私は低LDLコレステロールが健康的だとは思いません。コレステロールは人間に
糖尿病と新型コロナウイルス感染の退院と死亡の予測因子
新型コロナウイルスの変異型がイギリスで見つかり、それを危険視して、騒いでいますが、イギリスはワクチン効果が表れる前から、PCR検査陽性者数も死亡も激減し、今では陽性者はピークの5分の1程度です。変異型に対して煽って、騒い
世界の死因トップ10
新型コロナウイルスの検査で陽性になった人による世界の死者数は約1年で180万人です。もちろん検査が陽性であっても、実際の死因は別にあることも多いので、実際の死者数はもっと少ないでしょう。過剰にカウントされてしまっています
膀胱の壁は単なる壁ではない
前回の記事「尿漏れする前に糖質制限」に対して、コメントをいただきました。 先生いつも情報ありがとうございます! 私も糖尿病性ケトアシドーシスで入院する1か月ぐらい前から少量の尿もれがあり「年齢のせい?まさかね…まだ30代
動かないことによる筋肉の減少はタンパク質の摂取だけでは防げない
タンパク質さえ十分に摂っていれば筋肉の減少を防げるのでしょうか? 今回の研究では健康な年配の男性を対象として、脚を5日間固定して動かないようにして、タンパク質摂取量を増やすことにより筋肉はどうなるかを調べています。 平均
マグネシウムはLDLコレステロールを低下させるかもしれない
以前の記事「食習慣とLDLコレステロール」で書いたように、LDLコレステロール値に影響を与える栄養素はコレステロールそのものとは限りません。 糖質、飽和脂肪酸、DHAなどのほかにマグネシウムもLDLコレステロール値に関連