体に付いている脂肪はどこに付いていても同じ、というものではありません。お腹周りの脂肪、内臓脂肪は様々なリスクと関連しています。この内臓脂肪を増加させる最も大きな原因は「果糖」です。 今回の研究では、正常なBMIの閉経後の
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大量ビタミンCの毒性
サプリメントや健康食品の健康被害については過小評価されているのではないかと思います。それは、一般の人にとってはサプリメントも健康食品も薬ではなく、食品の一種のように思っている人が少なからずいるからです。だから病院を受診し
人間はみんな自分の体について無知である
私を含め、医師を含め、みんな人間の体のことについては無知です。人間のトリセツは存在していません。部品を組み合わせて作られた機械と違い、人間は複雑な製造過程で自分の体内で、食事から得られた栄養素や自分の体内の部品を分解した
中性脂肪値と血糖値だけで様々な疾患のリスクを評価できる
みなさんはTyGインデックスというのをご存じでしょうか?ここ10年ほど提案されているインスリン抵抗性のマーカーで、この数値が高いと様々な疾患のリスクが高くなることが示されています。 まずはご自身のTyGインデックスを調べ
ナイアシンは安全か? その1
先日の記事「フェリチンとアルコール」でも書きましたが、有害性がわかった上でそれを敢えて摂取することは何の問題もないと思います。それがたとえ糖質であっても、それは本人の自由です。そして本人の課題です。私が目の前まで行って、
フェリチンとアルコール
少し前の夏井先生のホームページで次のような記事がありました。(記事はここ) 「エタノールは少量でも体に悪いのは当たり前です。エタノールの分解に肝臓が総動員体制になるのが何よりの証拠です。つまり,果糖と同じくらい体に悪い物
アメリカ人のフェリチン値は?
アメリカでは小麦をはじめ様々な食品に鉄が添加されています。ということは、さぞかしアメリカ人のフェリチン値は高いと想像できると思います。女性なら100以上がほとんど、男性なら200や300は当たり前、と思っていませんか?
リリカで自殺行動リスクが上昇
リリカは様々な副作用を示します。眠気やふらつきなどは良く起こり、体重増加や浮腫もあります。以前の記事「もしかしたら、我々医師が高齢者ドライバーの事故に加担している可能性がある」で書いたように、リリカの副作用で交通事故を起
糖質過剰摂取とインフルエンザ重症化
神経ぺプチドY(NPY)というものをご存じでしょうか? 神経ペプチドは脳(中枢)だけではなく末梢神経系にも存在し、細胞間の信号伝達分子として働いています。脳の視床下部の弓状核は摂食行動制御の中心に位置すると考えられていま