以前は中年から高齢者の病気と思われていた2型糖尿病は、現在では子供まで発症する時代になってしまいました。日本の研究では、1976年から1997年までの20年間で6~12歳の子供では10倍、青年では2倍の増加を示し、オース
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食事の変更と痛風発作の減少
痛風はインスリン抵抗性と関連していると考えられています。インスリン抵抗性をある程度改善すると思われる中等度の炭水化物制限とカロリー制限を痛風の人に適用するとどうなるのでしょうか? 糖尿病でない13人の男性(中央値50歳、
子供や若者であっても食事を間違えれば小さな危険なLDLが多くなる
以前の記事「アテローム性動脈硬化症は生まれた頃から始まっている その1」「その2」などで書いたように、アテローム性動脈硬化症は子供の頃から始まっています。子供の食育は親の問題です。食事が間違っていて肥満になったり、インス
高タンパク食は腎臓に悪影響がないばかりか糸球体濾過量(GFR)を増加させる
いまだにタンパク質が腎臓に悪いと思っている人がいますが、これでもうおしまいにしましょう。 タンパク質は非常に重要です。脂質と共に人間の最も重要な栄養素の一つです。しかし、タンパク質の摂りすぎは腎臓に悪影響をもたらすと信じ
5日間の高脂肪高エネルギー食負荷試験(人体実験) その3 リポタンパク質(a)Lp(a) あなたは何者?②
前回の記事「5日間の高脂肪高エネルギー食負荷試験(人体実験) その2 リポタンパク質(a)Lp(a) あなたは何者?①」では、Lp(a)の低下は心血管疾患のリスクを低下させるかもしれないことを書きましたが、しっくりきませ
家族性高コレステロール血症から考える 高LDLコレステロールは心血管疾患の原因ではない その4 スタチンはアテローム性動脈硬化症を改善しない
以前の記事「家族性高コレステロール血症から考える 高LDLコレステロールは心血管疾患の原因ではない その1」「その2」「その3」で、LDLコレステロール値が高いことは心血管疾患の原因ではないことを家族性高コレステロール血
血糖値およびインスリンは閉経後の乳がんの発症に関連する
以前の記事「乳がんで糖質制限をした方が良い理由」「糖質を摂ると乳がんの再発リスクが高くなる!」などで書いたように、乳がんは血糖値やインスリンと大きく関連していると思われます。 今回は5,450人の閉経後の女性を対象とした
アメリカで若い女性の急性心筋梗塞増加中!
アメリカではこの40年間の冠動脈疾患による死亡率は劇的に減少しています。1980~2000 年にかけて、冠動脈性心疾患による年齢調整死亡率は、男性では 10 万人当り 542.9 から 266.8 に、女性では 10 万
軽度の高血圧に薬は必要か? 降圧薬の利益と害
以前の記事「アメリカの新しい血圧の指針 クレイジー!」「日本も高血圧の目標値を下げる?」で書いたように、アメリカに続き日本でも高血圧の定義を変更しようとしています。アメリカの新しい血圧のガイドラインでは、血圧が130/8
スタチンはあなたの体の重要な機能を低下させる
生物学的、生化学的事実として、コレステロールは人体にとって非常に重要です。このことを否定することは現在のところできません。だから、コレステロールを目の敵にすることは間違っています。 私たちの体は非常に多くの細胞が集まった