以前の記事「子宮頸がんワクチンの副作用の考察」で子宮頸がんワクチンによる副作用について書きました。ワクチン接種後の重度の副作用についてある意味否定をしています。しかし、HPVワクチンが安全だとは思っていません。

今回の研究の内容が本当だとすると、HPVワクチンは接種しない方が良いでしょう。

要約

アメリカの出生率は最近低下している。25〜29歳の女性1000人当たりの出生率は、2007年の118人から2015年には105人に減少した。1つの要因として、ヒトパピローマウイルス(HPV)に対する予防接種が挙げられる。ワクチンが認可された直後に、原発性卵巣不全を経験しているワクチン接種者がいくつか報告された。この調査では、2007年から2014年の間にアメリカに居住する25~29歳の女性800万人を対象に、国民健康栄養調査で収集された情報を分析した。HPVワクチンを受けなかった女性の約60%が少なくとも1回は妊娠していたが、ワクチン接種を受けた女性は35%しか妊娠していなかった。既婚女性の場合、予防接種を受けなかった75%が妊娠したと考えられたが、ワクチンを接種された女性の50%だけが妊娠した。ロジスティック回帰を使用してデータを分析し、HPVワクチンを接種された女性の妊娠率は、接種を受けなかった女性と比較して推定された。結果は、HPVの予防接種を受けた女性は、予防接種を受けなかった同年齢層の女性よりも妊娠の可能性が低いことを示唆している。この研究では、100%の女性がHPVワクチンを接種されていたとすると、これまでに妊娠したことのある女性の数は200万人減少したことをデータが示唆している。HPVワクチンの受精能への影響についてのさらなる研究が必要である。

将来、妊娠を全くしたくない人にとっては、もしかしたら子宮頸がんのリスクを低下させて妊娠の可能性も低下させるので非常に有益なワクチンかもしれません。しかし、このワクチンは非常に若い女性に接種されています。将来についてまだ何も決まっていない年齢です。少しでもこのようなリスクの懸念があるのであれば、絶対に接種はやめるべきでしょう。もちろん真実はわかっていません。現在HPVワクチンの接種を中止している日本の現在の判断は正しいかもしれません。

HPVワクチンをめぐっては、コクランで問題が起きています。以前の記事「日本人がまたもノーベル賞 でも、どうしても疑ってしまう」の中でも少し触れていますが、ことの発端はコクランが昨年発表したHPVワクチンに関するシステマティックレビューでした。(原文はここ)(日本語の要約はここ

「その結論として、15~26歳時にワクチン接種を受けた若年女性および成人女性に対して、HPVワクチンが子宮頸部前がん性病変を予防することを示す確実性の高いエビデンスが存在する。同じ集団でもHPV既感染女性では、この予防効果が低下する。子宮頸がんに対する影響を評価するには、追跡調査期間をさらに延長する必要がある。ワクチンによって、重篤な有害事象、流産または妊娠終結が生じるリスクは増大しない。」

としています。しかし、このレビューの著者の多くがHPVワクチン製造企業から金銭を受け取っており、直接利益相反があったという情報があるのです。また、コクランはHPVワクチンを推奨するビルゲイツの財団から資金提供を受けているようです。

さらに通常はくまなく論文を検証するはずのコクランが、今回のレビューでは半分近くの研究が除外されていたのです。

以前の記事「研究の結果はスポンサーが決める?」「臨床試験は製薬会社の思いのまま? 論文より自分を信じよう」などでも書いたように、研究の結果はスポンサーが握っています。エビデンスはこのように操作することが容易です。

判断は自分でしなければなりません。エビデンスやマスコミを鵜呑みにしない方が良いでしょう。

「A lowered probability of pregnancy in females in the USA aged 25–29 who received a human papillomavirus vaccine injection」

「ヒトパピローマウイルスワクチン接種を受けた25〜29歳の米国の女性における妊娠の可能性の低下」(原文はここ

2 thoughts on “子宮頸がんワクチン(HPVワクチン)による妊娠低下の可能性”
    1. Og Tomoさん、コメントありがとうございます。

      糖質制限にも賛否があるように、どの考えにも賛成派と反対派がいます。

      子宮頸がんワクチンについて、コクランが内紛を起こしたきっかけの一つはこのワクチンについてのシステマティックレビューです。
      このレビューの著者の多くがHPVワクチン製造企業から金銭を受け取っており、直接利益相反があったという情報があるのです。
      また、コクランはHPVワクチンを推奨するビルゲイツの財団から資金提供を受けているようです。
      私はこの論文を完全には読んでいませんが、以前の記事「世界中で起きている子宮頸がん発生率の異様な推移」でも書いたように、子宮頸がんの発症はワクチン接種が始まる前では順調に減少していました。
      しかし、ワクチン接種開始後からワクチン接種の年齢層で増加に転じている国が多くあります。
      子宮頸がんワクチンの周りでは何か良くわからないものがうごめいている気がしてなりません。

      この論文に対しての問題点を指摘したものは、もちろんすべて否定できないかもしれませんが、著者の反論では、
      年齢別でヨーロッパの各国の状況を見ると、ワクチンを停止しているルーマニアだけが25歳~29歳女性の出生率が増加し、他の国では低下しているというデータもあります。

      この論文の是非はなんとも言えませんが、感染しても免疫機能で80%以上排除されると言われているこのウイルスを本当に怖がる必要があるのでしょうか?

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