うつ病が食事で改善するなんて、思っている人は少ないかもしれません。ましてや医師が食事改善を推奨するわけがありません。薬を投与してナンボの世界ですから。 今回の研究では、大学生のうつ病患者に対してケトン食を摂取してもらい、
カテゴリー: 病気
SGLT-2阻害剤によるリアルワールドの副作用
医療の中では、SGLT-2阻害剤は素晴らしい薬のようにもてはやされています。糖尿病の薬としてだけでなく、心不全や慢性腎臓病の薬としても適応が増えています。そのからくりは別として、このSGLT-2阻害剤はやっぱり薬であり、
男性型脱毛症(AGA)および前立腺肥大の薬フィナステリドの副作用 その2 性機能障害
男性型脱毛症(AGA)および前立腺肥大の薬フィナステリドには、ポストフィナステリド症候群という深刻な副作用が起こる可能性があります。 薬を中止した後も副作用が持続する状態を指します。この症候群の症状は、、「その1」で書い
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その13 胆嚢炎および胆石症
このシリーズはなかなか尽きません。もう「その13」です。 今回の研究では、GLP-1受容体作動薬による胆嚢炎、胆石症です。 FDA有害事象報告システム(FAERS)データベースのデータを用いて、報告オッズ比(ROR)、比
血中のオメガ6/オメガ3脂肪酸の比率が高いほど、全死因死亡、がん死亡、心血管疾患死亡のリスクが高まる?
必須脂肪酸でありながら、多価不飽和脂肪酸のオメガ6は悪で、オメガ3は善という構図が出来上がっているような気がします。現代ではオメガ6摂取量が多すぎて、様々な疾患リスクが上がっていると言われています。そして、その対極にある
男性型脱毛症(AGA)および前立腺肥大の薬フィナステリドの副作用 その1 自殺および心理的有害事象
男性型脱毛(AGA)で悩んでいる人も多いでしょう。ネットでのオンラインで、簡単に薬が処方されているのが現状でしょう。その処方される薬の一つにフィナステリドという薬があります。このフィナステリドの副作用は深刻です。 今回の
超加工食品の摂取は生殖機能と健康に大きな影響を及ぼす
超加工食品は便利で、すぐに食べられます。味付けもなかなかのものも多いでしょう。しかし、食事はお腹を満たすという目的だけではなく、体を作る為なので、その中身は重要です。 また、いまだに世の中ではカロリー神話を信じている人が
コレステロール値ではなく炎症所見のCRPのわずかな増加は心血管イベントおよび死亡リスクを高くする
多くの医師はLDLコレステロール増加は危険だ、と叫び続けています。でも、人間に必須のコレステロールが悪さをする元凶なのでしょうか? 今回の研究では、炎症のマーカーである高感度C反応性タンパク質(hsCRP)と心血管イベン
心血管代謝疾患とそれに伴う心血管イベントリスク
糖尿病、高血圧、脂質異常症は、心血管疾患イベントの発生率を高めると考えられています。しかし、それらの個別の心血管イベント発生リスクとの関連性はどうでしょうか? 今回の研究では、40歳以上の133,572人を対象に、心血管
インスリン抵抗性の増加は関節炎リスクを上げる
インスリン抵抗性は様々な病気、症状と関連しています。インスリン抵抗性の指標の一つTyGインデックスを使って、関節炎との関連を見てみましょう。 今回の研究では、TyGインデックスおよびその派生した指標を用いて、関節炎のリス