睡眠薬による眠りは本当の睡眠ではないと思います。睡眠というよりは鎮静でしょう。だから、眠剤によって本来の睡眠中の人間の脳および体の働きや代謝が変化している可能性があるでしょう。 以前の記事「睡眠薬と死亡率およびがんとの関
カテゴリー: がん
牛乳って危ない? その2
「牛乳って危ない? その1」では、牛乳と発酵乳のIGF-1含有量の違いについて書きました。今回は牛乳と発酵乳を比較した、様々な研究についてです。 非発酵の牛乳と発酵乳(ヨーグルト)を比較した様々な研究が存在しています。も
マウスウォッシュは止めよう その4 院内死亡リスク増加
「その1」「その2」「その3」ではマウスウォッシュと高血圧、糖尿病、がんとの関連について書きました。今回は通常のマウスウォッシュとはちょっと違いますが、死亡リスクとの関連です。 健康な人の日常のマウスウォッシュの使用と死
糖尿病診療ガイドライン2024での2型糖尿病発症リスクとGI(グリセミックインデックス)
以前の記事「糖尿病診療ガイドライン2024での2型糖尿病発症リスクと炭水化物割合」では、たどり着けなかったので、今回は2つ目のポイント「炭水化物の質的指標である GI (glycemic index) または GL (g
牛乳って危ない? その1
これまでに私のブログで公開した記事は2000以上にもなります。最初のうちは何を書いたか、どこに書いたかほとんど把握していましたが、今では書いている途中に、何か書いた覚えがあるな?とか思って探してみると、同様な記事が見つか
マウスウォッシュは止めよう その3 がん
「その1」「その2」ではマウスウォッシュと高血圧、糖尿病との関連について書きました。今回はがんとの関連です。 ある研究では、マウスウォッシュの使用に関する比較可能な情報を持つ12件の症例対照研究から、頭頸部がんの症例8,
糖尿病診療ガイドライン2024では炭水化物制限は有効となったが…
2024年5月、日本糖尿病学会の診療ガイドラインが5年ぶりに改訂されました。その中で注目すべきは食事療法の炭水化物制限の項目です。(図はこのガイドラインより) やっとここまで来ました。「炭水化物制限は有効」の文字がガイド
閉経後女性のインスリン抵抗性と乳がん
閉経後の女性は、特に乳がんリスクが上がると考えられます。もちろんがんのエサは糖質なので、糖質過剰摂取は非常に危険です。 今回の研究では、閉経後女性のインスリン抵抗性と乳がんの関連について調べています。22,837人の閉経
降圧薬のアンジオテンシン受容体拮抗薬(ARB)によるがんのリスク増加
肺がんは2019年の統計で罹患者数で男女合わせて全体の2位です。(1位は大腸がん)2022年のがん死亡数の順位では、肺がんは全体で第1位です。(下の図、および順位のデータはここより) 上の図のように、死亡率は緩やかに減少
動物性タンパク質と植物性タンパク質では筋肉増加量は違うのか?
一部の専門家たちは、肉の摂取量が多いと、飽和脂肪の摂取量が増加し、食物繊維の摂取量が減少するという難癖を付けてきます。その結果、肉の摂取は肥満、心臓病、メタボリックシンドローム、がんと関連しているとも主張します。さらに、