前回までの「その1」「その2」に続いて、今回は糖質制限と体重減少についてです。 もちろん、突っ込む記事はこれです。この記事の3~4ページ内容を読むと次のように書かれています。 「糖質制限は比較的すぐに減量を実感できるので
カテゴリー: ケトン体
SGLT2阻害薬と膀胱がん
SGLT2阻害薬は様々な有益な効果が報告されるようになり、注目されている糖尿病薬です。心臓や腎臓の保護効果はケトン体が見直されるきっかけにもなったかもしれません。また、体重減少も期待できるようです。 しかし、体のブドウ糖
アルコール依存症の離脱とケトン食
アルコール依存症の人がアルコールから離脱するのに、禁断症状に苦しむことがあると思います。 アルコールを飲み続けると、脳の神経細胞はブドウ糖ではなく、アルコールの代謝産物である酢酸ばかりをエネルギー源として利用するように変
エリートアスリートは血糖値の変動が大きいかもしれない
前回の記事「極端な運動はミトコンドリアの機能障害につながる可能性がある」では、極端な運動が耐糖能障害やミトコンドリアの機能障害につながる可能性があるのでは、ということを書きました。 一般的には、アスリートはインスリンの感
数年前はケトン体は体に有害だと言われていましたが・・・
糖質制限はケトン体が増加するのですが、数年前まで、ケトン体は体にとって有害だという医師もたくさんいました。しかし、時代は変わるものですね。いまやケトン体は体に有益な物質であるという考えの方が優勢となっているのではないでし
新型コロナウイルス感染に対するケトン食の効果
新型コロナウイルス感染による重症化、死亡に関して、血栓症だけでなく、サイトカインストームも関連しています。多臓器不全に関連する劇症および致命的な高サイトカイン血症を特徴とするサイトカインストーム症候群に対して、抗炎症作用
ボディビルダーとケトン食
糖質制限では筋肉が減少すると誤解している人もいまだにいるでしょう。糖質制限の中でもケトン食は非常に炭水化物の低い食事です。筋肉が減少しては困るボディビルダーがケトン食を行ったらどうなるでしょうか? 今回の研究では19人の
アルツハイマー病に対するケトン食の効果
認知症は3型糖尿病とも考えられています。つまり糖質過剰症候群の一つです。アルツハイマー病の脳ではインスリン抵抗性があり、グルコースの代謝が20~25%不足しているそうです。代わりのエネルギーが必要です。 その代わりのエネ
空腹時血糖値とアテローム性動脈硬化症の発症リスク
以前の記事「比較的若い女性の冠動脈性疾患のリスクはインスリン抵抗性で6倍、糖尿病で10倍」「急性冠症候群とインスリン抵抗性」などで書いたように、心血管疾患は糖質過剰摂取によって起きていると考えています。 今回の研究では、