久しぶりに糖質制限否定派の研究が出てきました。糖質制限をすることの不安を煽ってきますね。でもやっぱりいつもの通りの非常に質の低い研究となっているように思えます。この研究では、糖質制限をするとLDLコレステロールが上昇し、
カテゴリー: ケトン体
2024年4月の血液検査データ
ちょっと遅れましたが、今年も血液検査のデータを示したいと思います。毎年それほど大きな変動はありません。毎年変化がなくて面白みに欠けます。 2024年4月 2023年4月 2022年4月 2020年5月 空腹時血糖値mg/
糖質制限でケトン体があまり上がらないのですが… その2
人間は1日あたり最大300gのケトン体を生成することができると言われています。(ここ参照) しかし、「その1」でも書いたように、糖質制限でもあまりケトン体が上がらない場合もあります。その理由として、エネルギーとして消費さ
双極性障害と統合失調症における糖質制限の効果
精神疾患の多くは糖質過剰症候群だと考えています。精神的健康と代謝的健康はつながっています。代謝を改善せずに、薬で何とかしようとすると、抜け出せなくなるかもしれません。 今回の研究では、ケトン食を統合失調症または双極性障害
糖質制限でケトン体があまり上がらないのですが… その1
以前の記事「持久系アスリートにおける糖質制限と脂質制限」の参加者では、糖質制限を行っているにもかかわらず、それほどケトン体値が上がりませんでした。私もそれほど上がりません。一部の人はケトン体が500μmoL/L以上でない
食事の飽和脂肪酸摂取は血中の飽和脂肪酸を増やすのか? その2
「その1」の続きです。脂質の質、脂肪酸の割合が異なる糖質制限食をしたとき、果たして血中の脂肪酸はどのような影響があるでしょう。ガイドラインに書いてあることが本当であれば、飽和脂肪酸の割合が多い食事をすると、血中の飽和脂肪
持久系アスリートにおける糖質制限と脂質制限
持久系アスリートにおける糖質制限と脂質制限では、血中の脂質にどのような違いが現れるでしょうか? 今回の研究では、7人の男性の持久系アスリートを対象に、6週間の糖質制限と脂質制限を行ってもらいました。糖質制限と脂質制限の間
糖質制限は精神的および感情的な幸福をもたらす
糖質制限、ケトン食などはいまだ減量目的のいわゆるダイエット法だと思っている人がいます。また、そうでなくても主に体重減少や代謝的な改善という、身体的な影響にスポットが充てられています。 今回の研究ではケトン食が精神的、心理
糖質制限と骨粗しょう症
以前の記事「ケトン食は骨の健康に悪影響を与えるか?」ではケトン食と骨の健康について書きました。今回は他の糖質制限と骨粗しょう症の研究を見てみましょう。 腹部肥満の人65人(平均年齢51.3歳、BMI33.4)をエネルギー
化膿性汗腺炎は糖質過剰症候群
慢性的に炎症を起こしているなんて、代謝や免疫が障害されているとしか思えません。そして代謝障害のほとんどは糖質過剰摂取により起こると私は考えています。 化膿性汗腺炎は慢性炎症の皮膚疾患です。糖質過剰摂取によりインスリン過剰