食事が睡眠の質にかかわっているとは多くの人は思っていないでしょう。私は睡眠障害の多くは糖質過剰症候群だと考えています。特に肥満はゆっくりと内側から自分で自分の首を絞めているようなものです。睡眠の質が低下するのは当然です。
カテゴリー: ケトン体
果糖は筋肉の代謝を大きく変える
糖質の中でも果糖は猛毒です。果糖の消費量は非常に増加しており、それによって様々な代謝障害が起きていると考えられています。 今回の研究では果糖の過剰摂取で、全身性には検出できないかもしれないような、末梢での微妙な代謝変化を
糖質制限をしっかりすれば糖尿病の腎機能低下を防げる可能性がある
以前の記事「糖尿病の薬を飲んでいるだけでは糖尿病の腎機能の低下は防げない」では、糖尿病の薬を使用しても腎機能は低下してしまう可能性があることを書きました。 では糖質制限ではどうでしょう。 今回の研究はアメリカ糖尿病学会の
抗がん剤の末梢神経障害の予防にはまず糖質制限
女優の秋野暢子さんは食道がんとなり、抗がん剤の影響でしびれがまだ残っているそうです。(記事はここ) 秋野暢子、ステージ3の食道がん寛解を報告も「完治にはだいたい5年かかる」 現在も「しびれ」残る 秋野は「ステージ3の食道
片頭痛にはまず糖質制限を
片頭痛を持っている人は少なくないでしょう。そしてそのほとんどは恐らく薬による治療、予防を行っていると思います。しかし、その原因が食事だとするのであれば、食事を変えなければずっと頭痛は無くなりませんし、薬のお世話にずっとな
高血圧と糖尿病は突然の心停止のリスクの増加と関連している
高血糖、高インスリン血症、そして糖尿病は全身に様々な症状を起こします。当然、心臓にも良いはずがありません。突然に心停止が来るリスクも高まります。 今回の研究では、2009年に韓国の全国健康診断を受けた20歳以上の400万
糖質制限では運動強度がどれくらい増加すると糖質をメインエネルギー源とするのか? その2
今回は以前の記事「糖質制限では運動強度がどれくらい増加すると糖質をメインエネルギー源とするのか?」の続きです。前回の記事でも示した、エネルギー源として下の図のようなことが本当であれば、安静時のエネルギー源は全て脂肪という
高血圧、耐糖能障害、肥満の3つを抱える人に対する糖質制限とDASH食の比較
糖質過剰摂取による糖質過剰症候群のオンパレードの人、つまり高血圧と前糖尿病または2型糖尿病と、過体重または肥満の3つを抱えている人はどんどん増加しているでしょう。原因は糖質過剰摂取であるので、それを取り除くことが第一であ
ポリオール経路は認知症にも関連
アルツハイマー病は3型糖尿病です。糖質過剰症候群です。 今回の研究では、アルツハイマー病9人と対照の9人で死後の脳の状態を比較しました。 平均年齢はどちらの群も70歳です。脳重量の中央値は、アルツハイマー病で1062g、
糖質摂取はLDLコレステロールを低下させる その1
春の健康診断が始まり、糖質制限をしている人には鬱陶しい季節がやってきました。LDLコレステロールが高いだけで、様々なことを言われる人もいるでしょう。 今回のシリーズでは糖質摂取および糖質制限でLDLコレステロールがどうな