すい臓のβ細胞はインスリンを分泌しています。ですから、β細胞の機能が障害されると、高血糖となり、糖尿病となってしまいます。このβ細胞の機能と食事の中の栄養素摂取との関連を調べた研究があります。 β細胞の機能を測定する方法
カテゴリー: 糖質制限
20代の若者でもインスリン抵抗性で脳のグルコースの代謝が低下する
以前の記事「ほんのわずかな空腹時血糖の増加でさえ、脳はアルツハイマー様のパターンの反応になる」でも書きましたが、血糖値の上昇やインスリン抵抗性によって脳のグルコースの利用が低下しています。しかも、これは高齢者だけの話では
血中のビタミンD濃度は日本人のがんのリスクと関連するかもしれない?
日本人の研究で、診断前の血中のビタミンD濃度が、その後のがんのリスクに関連しているというものが発表されました。 「Plasma 25-hydroxyvitamin D concentration and subseque
推算糸球体濾過量(eGFR)が低下したけど、どう考えるか?
前回の記事「2018年3月の検査データ」で推算糸球体濾過量(eGFR)が低下していることを〇福さんからご指摘いただきました。ありがとうございました。 私のeGFRが72mL/minだったのですが、腎機能区分としては正常ま
2018年3月の検査データ
久しぶりに血液の検査をしました。先日、江部先生がご自身のデータを公開されていたので(江部先生のデータはこちら)、私もいつもは検査していない甲状腺の機能も検査しました。そしたら、意外や意外の結果です。 甲状腺機能 TSH:
朝食の中身が1日の代謝を変化させる
朝食は非常に大事だという人がいる一方で、必要がないと考えている人もいます。私も重要視していません。食べても良いし、食べなくてもいいです。私は普段は朝食を摂りますが、昼食は摂りません。 朝食を食べるかどうかというのではなく
カロリー制限では何年たっても空腹感が収まらない?
減量のためにいまだにカロリー制限を指導しているのが現状です。しかし、カロリー制限をしている間は痩せたとしても、食事を戻せば、当然体重も戻ります。当たり前のことなのに「リバウンドした!」という言葉が出てきます。食事の内容、
脳のグルコース取込み
脳へのグルコースの輸送を行っているのは、主にグルコーストランスポータータンパク質Glut1とGlut3というものです。これらの輸送体が脳へのグルコース移動の95%以上を仲介すしています。グルコーストランスポータータンパク
肥満は寿命が短く、心血管疾患になりやすい! 当たり前ですが…
JAMAに発表された新しい研究では、BMIが高い肥満の人は寿命が短く、心血管疾患になりやすく、それによる死亡率も高まると言っています。これまでも言われていることなので、今さらな研究ですが、過体重では寿命は短くはなっていま
群発頭痛も糖質過剰摂取によるものかもしれない
群発頭痛は非常に激しい頭痛で、患者さんを苦しめます。原因ははっきりわかってないとされていますが、様々な仮説があります。しかし、どの仮説も糖質過剰摂取とは無縁の説ばかりです。しかし、薬にも反応しない群発頭痛が、ケトン食で大