ケトン食 | コントロール | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
期間(日) | 体重kg | 脂肪量kg | 除脂肪体重kg | タンパク質摂取量g/kg/日 | 体重kg | 脂肪量kg | 除脂肪体重kg | タンパク質摂取量g/kg/日 |
84 | −3.6 | −2.9 | −0.7 | 1.69 | −0.9 | −0.4 | −0.5 | 1.13 |
84 | −1.9 | 0 | −1.8 | 1.55 | 1.5 | 1 | 0.4 | 1.43 |
21 | −2.1 | −2.2 | −0.1 | 1.13 | 記載なし | 記載なし | 記載なし | 1.64 |
84 | −3 | −2.5 | −0.5 | 1.08 | −0.3 | −0.3 | 0 | 記載なし |
84 | −7.7 | −5.9 | −1.4 | 記載なし | 0.1 | −0.6 | 0.8 | 記載なし |
84 | −5.9 | −4.6 | 0.3 | 1.49 | −0.8 | −0.5 | 0.1 | 1.30 |
42 | 0.5 | −0.2 | 0.4 | 2.66 | 0.1 | 0.5 | −0.4 | 1.55 |
56 | −2.2 | −1.1 | −0.7 | 1.86 | 0.8 | 0.4 | 0.7 | 1.55 |
70 | −2.6 | −4.2 | 1.5 | 1.67 | 0.6 | −2.2 | 2.7 | 1.69 |
ケトン食では体重減少が起きていますが、そのほとんどは脂肪量の減少によるものです。
では運動のパフォーマンスはどうでしょう?
期間(日) | パフォーマンス測定 | パフォーマンス結果 |
---|---|---|
最大酸素摂取量≧53mL/kg/min | ||
21 | タイムトライアル、競歩(10 km) | ↔ |
25 | タイムトライアル、競歩(10 km) | ↓ |
84 | タイムトライアル、サイクルエルゴメーター(100 km) | ↔ |
28 | 疲労困憊に至るまでの時間、サイクルエルゴメーター(60–65% 最大酸素摂取量) | ↔ |
42 | タイムトライアル、トレッドミル(5 km) | ↔ |
疲労困憊に至るまでの時間、サイクルエルゴメーター | ↔ | |
31 | 疲労困憊に至るまでの時間、トレッドミル(70%最大酸素摂取量) | ↔ |
最大酸素摂取量≦53mL/kg/min | ||
28 | 疲労困憊に至るまでの時間、トレッドミル(100% 最大酸素摂取量) | ↔ |
84 | 疲労困憊に至るまでの時間、トレッドミル | ↔ |
疲労困憊に至るまでの時間、シャトルラン | ↔ | |
21 | タイムトライアル、トレッドミル(5 km) | ↔ |
28 | 疲労困憊に至るまでの時間、サイクルエルゴメーター | ↓ |
70 | 疲労困憊に至るまでの時間、サイクルエルゴメーター | ↓ |
ほとんどの研究でパフォーマンスはコントロールと差がないことを示しています。
期間(日) | パフォーマンス測定 | パフォーマンス結果 |
---|---|---|
42 | パワー、ウィンゲート(30秒) | ↓ |
84 | オリンピックリフト(1 RM) | ↔ |
84 | バックスクワット(1 RM) | ↔ |
パワークリーン(1 RM) | ↔ | |
84 | スクワット(1 RM) | ↔ |
垂直ジャンプ | ↔ | |
スプリントインターバル | ↔ | |
ベンチプレス(1 RM) | ↔ | |
84 | パワー、サイクルエルゴメーター、6秒スプリント | ↑ |
パワー、サイクルエルゴメーター、クリティカルパワーテスト | ↑ | |
56 | 垂直ジャンプ | ↔ |
バックスクワット(1 RM) | ↓ | |
ベンチプレス(1 RM) | ↓ | |
70 | バックスクワット(1 RM) | ↔ |
ウィンゲート | ↔ | |
ベンチプレス(1 RM) | ↔ |
ほとんどの研究でパワー系のパフォーマンスもコントロールと差がありません。
もちろん、個人差、ケトン食を続ける期間、運動の種類などで違いは出るでしょう。しかし、ケトン食や糖質制限では十分なタンパク質を摂取している限り、筋肉量低下は起きないと考えます。体重当たり1.5gを目指してタンパク質を摂取しましょう。
スポーツ
「High-Fat Ketogenic Diets and Physical Performance: A Systematic Review 」
「高脂肪ケトジェニックダイエットと身体能力:系統的レビュー」(原文はここ)