以前の記事「運動誘発性アルブミン尿と糖質過剰摂取 その1」で書いたように、運動誘発性アルブミン尿上昇は腎機能障害および血管の内皮機能障害の早期かつ高感度なバイオマーカーである可能性が高いでしょう。つまり、運動誘発性アルブ
タグ: 運動
たった3日の安静で筋肉は落ち脂肪が浸潤する
もちろんかなり体調が悪い場合は別ですが、安静は有害です。特に高齢者になると、一度落ちた筋肉を戻すことは至難の業です。 今回の研究では、3日間、全く動かない生活をさせて、筋肉がどうなるか?という虐待的な実験を行っています。
糖質入りドリンクの大量摂取は若者の骨密度を低下させるかもしれない その2
今回は「その1」の続きです。もう少し年齢が低い人達について見てみましょう。 スポーツをしている子供たちは何の疑いもなくスポーツドリンクを飲んでいることが多いでしょう。コーチも親も運動にスポーツドリンクは必須だと思い込まさ
暑い気候での運動で発汗、水分状態、塩分はどうなる?
連日暑い日が続いています。40℃を超えるなんて、ビックリですね。 夏の暑い中スポーツをすることは大変ですね。非常に激しいスポーツである、サッカーの試合を暑い気候の中行うと、選手たちの水分状態はどうなるのでしょうか? 今回
ウルトラマラソンと血液検査2024
人間の体って本当に不思議ですよね。今回のサロマ湖のウルトラマラソンの前、練習を結構積んだのですが、最初に右のハムストリングスが少し痛くなり、その後もずっと軽い痛みが走るたびに出る感じでした。また、左足のかかとは結構痛みが
過度の持久運動による心臓血管への悪影響 その3 不整脈
あいかわらずサロマ湖の天気予報では、レースの日の最高気温31~32度です。昨日の札幌の朝では最低気温は11度くらいで長袖を着たくらいでしたから、そこから20度も上昇ということになります。暑さに適応していない状態で、果たし
過度の持久運動による心臓血管への悪影響 その2 冠動脈石灰化
サロマ湖100kmウルトラマラソンが近づいてきました。週間の天気予報を見て一喜一憂しています。今日の予報では最高気温は31~32度!(デスバレーを考えれば大したことはない?)30度以上の気温で100km走った経験はありま
動物性タンパク質と植物性タンパク質では筋肉増加量は違うのか?
一部の専門家たちは、肉の摂取量が多いと、飽和脂肪の摂取量が増加し、食物繊維の摂取量が減少するという難癖を付けてきます。その結果、肉の摂取は肥満、心臓病、メタボリックシンドローム、がんと関連しているとも主張します。さらに、
糖質制限でケトン体があまり上がらないのですが… その2
人間は1日あたり最大300gのケトン体を生成することができると言われています。(ここ参照) しかし、「その1」でも書いたように、糖質制限でもあまりケトン体が上がらない場合もあります。その理由として、エネルギーとして消費さ
糖質制限でケトン体があまり上がらないのですが… その1
以前の記事「持久系アスリートにおける糖質制限と脂質制限」の参加者では、糖質制限を行っているにもかかわらず、それほどケトン体値が上がりませんでした。私もそれほど上がりません。一部の人はケトン体が500μmoL/L以上でない