インフルエンザ 新型コロナウイルス その他 新型コロナウイルスワクチンの効果はかなり短いかもしれない 2021年7月23日2021年7月23日 Dr.Shimizu 2021年7月23日現在の世界の新型コロナウイルスの1週間当たりの状況は次のようです。(データはここより)国名過去7日間の陽性者週の陽性者の変化過去7日間の死亡週ごとの死亡率の変化過去7日間の死亡/ 100万人あたり世界3,665,307+ 8%55,755+ 2%1イギリス322,477+ 25%387+ 51%62アメリカ321,460+ 57%1,777-8%54インド265,829-3%3,430-33%25ブラジル261,574-13%8,084-7%386スペイン180,096+ 17%110+ 26%27ロシア172,416-1%5,432+ 3%3710フランス100,169+ 193%136-6%212南アフリカ89,090-24%2,653+ 7%4426日本24,742+54%107+15%0.827イタリア24,077+115%80-27%144ドイツ10,039+45%127-22%254イスラエル7,712+80%14+27%280スウェーデン2,526+45%0-100%0103シンガポール939+410%00%0106オーストラリア910+49%3+50%0.1154台湾165-16%23-44%1.0173ニュージーランド41+ 37%00%01週間当たりでみれば、陽性者はワクチン接種率の高いイギリスが1位です。検査で陽性者が多くても、重症者や死亡数が少なければ良いと問題ないと思います。しかし、イギリスの死者数はすでに人口当たりでみればインドの3倍になっています。(インドのデータが正しいとした場合ですが)日本の7倍以上です。ほぼ30代以上では8~9割のワクチン接種率を誇るイスラエルもどんどん陽性者が増加しています。1週間で80%の増加率です。人口当たりの死者数も日本を2倍以上超えています。重症者も右肩上がりです。(図はここより)7月21日現在は重症者81人です。日本で考えれば1,000人程度でしょうから、日本の2倍以上の重症者数です。集団免疫という仮説が本当であれば、イスラエルは集団免疫が確立しても良いはずです。新型コロナウイルスに関して集団免疫は机上の空論である可能性が高いですね。一時期は陽性者も死者数も重症者数もかなり低下していたことを考えると、ワクチンの効果はあった可能性はあります。しかし、ここへ来て、イギリスもイスラエルもどんどん増加傾向を示しています。そうすると、考えられることは2つ。ワクチン接種による感染状況が改善していたことはウソだったのか、ワクチンの効果が低下してきたのか?恐らくは後者でしょう。イスラエルもワクチンの感染予防効果が低下していることを発表しています。つまり、ワクチンの効果はわずか半年程度なのかもしれません。そうすると今年の秋の終わりごろから冬にかけて日本もまた大きな増加が懸念されます。それでも日本はワクチンがまだまだで、インド株(デルタ株)が大きく増加している現在でも重症者や死者数が少ないということは、やはり日本は新型コロナウイルスに強いのかもしれませんね。ワクチンはスパイクタンパク質の1つを認識する抗体を作ると考えられます。しかし、自然に感染すれば、そのウイルスの様々な成分に対して抗体を作りうる可能性が高く、ウイルス変異に対しても非常に強くなるでしょう。ワクチンはそのような変異に対しては弱いので、どんどん効果が落ちていくことは自然の成り行きです。変異が非常に起きにくいウイルスであれば良いのですが、新型コロナウイルスはどうやらそうではないようです。インフルエンザワクチン並みの有効率になるでしょうね。それでもイギリスは規制をすべて撤廃する道を選びました。私も賛成です。日本も早くすべての規制をやめてほしいものです。あの人やあの専門家たちに任せていたら無理だろうな。そういえばオリンピック開会式もう始まっていましたね。忘れていました。全く実感なし。開幕直前まで色々ごたごたしていたオリンピックですが、もう一波乱、二波乱ありそうな予感がします。 共有:クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます)Facebook で共有するにはクリックしてください (新しいウィンドウで開きます)Share Facebook Twitter Pinterest Linkedin