ケガの予防に筋力トレーニングをしよう

実は昨年10月に私は骨折しました。11月の講演会に間に合うかな?と心配でしたが、十分に間に合いました。

骨折の原因はランニング中の転倒です。どうやって転んだのかもよくわかりませんでした。気が付いたら転んでいました。膝や手のひらを擦りむき、そっちの方が気になっていましたが、そのうち左肘が腫れてきました。レントゲンではわからず、MRIで骨折が発覚しました。レントゲンではわからないレベルなので、そのまま保存療法でした。拘縮するのも嫌なので、48時間後から少しずつ動かし始めました。面白い経験でした。骨折した場所はここなのに、こんなところまで痛みがあるんだとか、ここまで腫れるんだとか、この骨はこんな動きにも関係あるんだとか、「痛、た、た、た……」というのがだんだん取れてくる過程とか、経験しないとわかりません。

運動は健康に非常に有益ですが、一つ悪い点を言えば、ケガです。スポーツ傷害は身体活動の唯一の一般的な悪影響であり、これを効果的に予防することで、あらゆる運動する人に利益をもたらす可能性があります。

今回の研究では、筋トレとスポーツ傷害予防の関連のメタアナリシスです。最終的に、最終的に6件の研究を分析しています。6件の研究には12~40歳の参加者7738人が含まれ、177件の傷害が観察されました。(図は原文より)

上の図は筋力トレーニングによるスポーツ傷害予防プログラムの効果です。筋トレはスポーツ傷害リスクを0.338倍にしました。筋力トレーニングプログラムはスポーツ傷害を平均66%減少させ、95%の確実性でスポーツ傷害のリスクを半分以下に低減させることができたことになります。

筋力トレーニング量を10%増加させると、傷害リスクは4パーセントポイント以上減少します。

体幹の安定性、骨盤の制御、四肢の協調性の向上に焦点を当てた研究で、一見間接的なものと思われるメカニズムによって前十字靭帯傷害の64%軽減を達成した研究もあります。(ここ参照)

私はこれまで、月に200kmとか300km程度走ってしましたが、ただ走っていました。走る筋肉は走ることで付くと思っています。しかし、ケガについてはあまり意識していませんでした。

転倒は自分の身体のバランスを保てなかったことによります。骨折は瞬間的な衝撃を腕の筋力で支えきれなかったことによって起きました。走ることはできても、それ以外の身体の制御の力は確実に落ちていたのです。

骨折の3週間後、私は筋トレや様々な動き、バランスの向上を意識して取り組むことにしました。あまり筋肉を付けすぎると体重が重くなり、マラソンには不利益な部分もあります。しかし、もう気が付けばアラカンです。これまで以上の努力をしないと、これまでと同じ状態は維持できないでしょう。

食事と運動、みなさんは意識していますか?

「Strength training as superior, dose-dependent and safe prevention of acute and overuse sports injuries: a systematic review, qualitative analysis and meta-analysis 」

「筋力トレーニングは、急性および過剰使用スポーツ傷害に対する優れた用量依存的かつ安全な予防法である:系統的レビュー、定性分析、メタ分析」(原文はここ

4 thoughts on “ケガの予防に筋力トレーニングをしよう

  1. 私も59歳、転倒怖くて自転車乗らず、
    室内エアロバイク。
    runningも最近坂道は怖くて
    平地running。

    プロランナー見ると筋トレもしてるんでしょうが、無駄な脂肪削ぎ落とされて、
    筋肉も最小限に見えます。

    1. 鈴木武彦さん、コメントありがとうございます。

      私も自転車は転倒しそうで怖いです。車道走るのも怖いし。
      ランナーは恐らく筋トレしても、ゴリゴリのマッチョにはなれません。

  2. けがしてもリハビリの原理でけがしていない箇所だけでもトレーニングしていけれけがしたところも治ってきます。何もやらないよりは少しでも筋トレしていけば治りが早いことを実感しています、今では筋トレ=若返りだけではなくけが予防、けがを早く治す方法として筋トレしています、筋トレは素晴らしいですよ

    1. 吉沢康穂さん、コメントありがとうございます。

      私も骨折時に、身体を動かすことはやめませんでした。
      そのおかげなのか早く治ったのかもしれませんね

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