新型コロナウイルス ヨーロッパの超過死亡
今年は新型コロナウイルスの死者が世界的に増加していますが、超過死亡を見てみると、全くいつもの年と変化がない「無傷」の国と大きく超過死亡数が増えた国があります。 ヨーロッパは非常に情報が早く、オープンなので見ていきましょ
インフルエンザワクチンは新型コロナウイルスの感染のリスクを上げているかもしれない
以前の記事「新型コロナウイルスとインフルエンザウイルスが同時感染すると死亡率低下?」では、インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスのウイルス干渉による同時感染の減少は起きないのではないか?ということを書きました。 しか
脱水時にアルコールを飲むとさらに脱水になるか?
現在、みなさんに血液データをご提供いただいております。(「ブログをご覧の皆様へ 血液検査データ提供のお願い2020」)ご協力くださった方、本当にありがとうございます。できる限り多くのデータを集めたいので、まだの方は、よろ
新型コロナウイルスと血小板の免疫機能
血小板は止血、血栓に対して最も主要な役割を担っています。しかし、血小板の機能はそれだけに留まりません。血小板には炎症や免疫とも強く関連しています。 血小板減少症は、ウイルスおよび細菌感染症のよく知られた合併症です。どうし
虫垂炎と胃食道逆流症と糖尿病
虫垂は不必要な残骸ではなく、現在では腸内細菌の「安全な家」と考えられています。急性虫垂炎(いわゆる盲腸)は急激な虫垂の強い炎症です。腸内細菌のフソバクテリアの存在は、虫垂炎の重症度と正の相関しているという報告があります。
お酒を飲んでいないのにアルコール検出器に反応?
以前の記事「炭水化物をアルコールに変える腸内細菌」では、腸内細菌の働きで、炭水化物が腸の中で発酵しアルコールになってしまう、アルコールの内因性生産について書きました。 しかし、糖質制限や糖尿病治療薬によるアルコール検出器
PPI(プロトンポンプ阻害薬)とアルコール摂取
アルコールを摂取するとその分解の過程でアセトアルデヒドという有害物質が産生されます。このアセトアルデヒドには発がん性があると考えられています。 人間の体には様々な細菌が存在し、その場所に適した細菌叢を形成しています。その
2型糖尿病に対する糖質制限の長期的効果 3.5年のエビデンス
以前の記事「2型糖尿病に対する糖質制限の長期的効果 2年間でも圧倒的! その1」「その2」では、糖質制限の2年という長期的な効果を示した研究について書きました。今回の研究はその続きで、3.5年の長期的効果のエビデンスを示
新型コロナウイルス感染における細胞性免疫
新型コロナウイルス感染で、日本では抗体検査をしても、陽性者は1%にも満たない状態です。もちろん検査の精度の問題もあるかもしれません。 一部の専門家は、日本では思ったほど感染が広がっていなくて、まだまだ感染拡大の危険性があ