中性脂肪値の増加を心配する方も多いと思います。しかし、必ずしも10時間以上の絶食を経ずに血液検査を受ける場合もあるでしょう。その場合の中性脂肪値が何の参考にもならないかと言うと、そうではありません。 非絶食時の中性脂肪値
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5日間の高脂肪高エネルギー食負荷試験(人体実験) その3 リポタンパク質(a)Lp(a) あなたは何者?②
前回の記事「5日間の高脂肪高エネルギー食負荷試験(人体実験) その2 リポタンパク質(a)Lp(a) あなたは何者?①」では、Lp(a)の低下は心血管疾患のリスクを低下させるかもしれないことを書きましたが、しっくりきませ
アメリカで若い女性の急性心筋梗塞増加中!
アメリカではこの40年間の冠動脈疾患による死亡率は劇的に減少しています。1980~2000 年にかけて、冠動脈性心疾患による年齢調整死亡率は、男性では 10 万人当り 542.9 から 266.8 に、女性では 10 万
スタチンはあなたの体の重要な機能を低下させる
生物学的、生化学的事実として、コレステロールは人体にとって非常に重要です。このことを否定することは現在のところできません。だから、コレステロールを目の敵にすることは間違っています。 私たちの体は非常に多くの細胞が集まった
5日間の高脂肪高エネルギー食負荷試験(人体実験) その2 リポタンパク質(a)Lp(a) あなたは何者?①
前回「5日間の高脂肪高エネルギー食負荷試験(人体実験) その1」の続きです。 突然ですが、リポタンパク質(a) Lp (a)は、心血管疾患の独立した危険因子と考えられています。あまり普段の検査でLp(a)を測定した経験は
LDLコレステロール値が高い方が認知症になる可能性が低い
認知症はどんどん増加しています。私はアルツハイマー病は3型糖尿病だと考えています。血糖値やインスリン抵抗性の話とは別に、コレステロールとの関連の話題です。 脳は非常に多くのコレステロール含んでいます。全ての細胞膜の構成成
LDLコレステロール値は役に立たない
LDLコレステロールを気にしている人はいまだに多いように思います。医師の方がその古い考えをなかなか変えないので仕方がないのでしょう。しかし、LDLコレステロールは私たちに何も教えてはくれません。低いから安心していられるわ
5日間の高脂肪高エネルギー食負荷試験(人体実験) その1
久しぶりの人体実験です。以前「糖質制限とLDLコレステロール上昇3 脂質をもっと食べるべき?(人体実験)」で100g程度の脂質を負荷して、コレステロールなどの変動を見てみました。前回の量ではまだ足りないと思い、今回はさら
脂肪の摂取量が少なくなれば小さな危険なLDLが増加する
低脂肪の食事が健康的だと考える人がいまだにいると思います。しかし、エネルギー量を確保するのには、脂肪を減らすとすれば、タンパク質でその分をすべて賄うことは難しいので、その分糖質量が増えることが多くなります。 低脂肪食と高
やはり運動は大切 心肺機能の高い人は長生きする
運動は健康的と考えられていますが、過度の運動は心臓に負担をかけてしまう場合もあるでしょう。(「トライアスロンのような過剰な運動は男性の心臓を危機に陥れるかもしれない」など参照) しかし、座ってばかりの非活動的な生活では心