人間の体はアポリポタンパク質のApoCIIIを使用して、エネルギー源のシフトを行っていると考えられます。つまり、食事をしていない状態では、通常は脂肪酸(およびケトン体)をエネルギー源としていますが、糖質を摂取するとApo
タグ: 糖質過剰症候群
高HDLコレステロールは健康的なのか? その2
「その1」の続きです。HDLコレステロール値が高いからと言って必ずしも健康的ではありません。それほどHDLは単純ではないのかもしれません。LDLと同様に質が重要です。質の悪いHDLは機能が悪いのです。HDLコレステロール
高血糖も高ケトンも脳のブドウ糖の取込みを減少させる
PET検査では、ブドウ糖と性質が似た18F-FDGという薬剤を使用します。がんはブドウ糖をエサにするので、がん細胞が18F-FDGを取り込み、それをスキャンするのです。脳もブドウ糖をエネルギーとするので、脳の代謝を見るP
いびきをかいたら糖質制限
私は以前、よく「いびき」をかいていました。呼吸が短時間止まってることもあったようです。睡眠時無呼吸症候群、頻繁ないびきに対して「CPAP(シーパップ):持続陽圧呼吸療法」が行われています。しかし、これも対症療法であり、C
高HDLコレステロールは健康的なのか? その1
LDLコレステロールは「悪玉」、HDLコレステロールは「善玉」という決めつけが一般的に広がっているだけではなく、医師の中にも本気でそう考えている人が多いでしょう。もちろん、私の記事の多くにはHDLコレステロールは高い方が
渡辺徹さんのご冥福をお祈りいたします
コメントをいただきました。 渡辺徹さんの訃報が報じられました。 「太陽にほえろ!」でデビューされた頃とは打って変わって 晩年(お若いですが)は透析治療も受けていたそうです。 ご冥福をお祈りいたします。 渡辺徹さんは私の青
インスリン抵抗性とうつ病との関連
眠いけど、気持ちのいい朝です。まさか勝ち点6、1位通過とは。引き分けで得失点差でどうかな?くらいに思っていたので、凄すぎます。これまでスペインに勝ったことあるのかな?2022年12月1日はまた歴史的な日になりました。今日
「抗肥満薬」オルリスタットが処方箋なしに薬局で購入可能になるようです
抗肥満薬であるオルリスタット(商品名アライ)が、来年2023年3月より医師の処方箋なしに薬局で買えるようになるようです。 「抗肥満薬」オルリスタット、処方箋なしに薬局で購入可能に…ネット販売は不可 11/28(月) 21
コレステロールの低い人は死亡率が高いというコレステロールパラドックス
専門家は都合が悪いことは「パラドックス」と言います。その専門家が信じている仮説が正しいとしか思っていないので、それと相反するデータが出てくると受け入れられません。しかし、実際はパラドックスでもなんでもなく、前提の仮説が間
低脂肪食は小さな危険なLDL(sdLDL)を増加させる
心血管疾患を予防するための食事療法として、通常はエネルギー(カロリー)控えめで、脂質の摂取量を減らすことが推奨されます。また一方で、小さな危険なLDLであるsdLDLは心血管疾患との強い関連が認められています。 では、低