今回はまず論文のタイトルと結果を先に見てもらいましょう。 「SGLT2 inhibitor versus carbohydrate-restricted isocaloric diet: reprogramming su
タグ: 糖質過剰症候群
身体活動の増加は消費エネルギーを増加させない
いまだに体重減少のためには運動が推奨されています。ほとんどの人は身体活動、運動が増加すると、消費するエネルギー(カロリー)が増加するので、その分体重が減少すると思い込んでいます。以前の記事「アメリカ糖尿病学会2023年版
代謝的に健康でも肥満はがんのリスクを高める
肥満でも健康だと思っている人はいるでしょう。それは、健康かどうかを判断するのに、様々なパラメーターを使用しますが、その測定値が基準値以内であれば健康と考えてしまうからです。健康の定義は非常に難しいです。 もちろん標準体重
五十肩は糖質過剰症候群
五十肩は本当の病名ではなく肩関節周囲炎という病名で、さらに動きが悪くなると凍結肩と言われます。日本整形外科学会によると、その原因は以下のようです。(ここ参照) 「関節を構成する骨、軟骨、靱帯や腱などが老化して肩関節の周囲
1型糖尿病はやはり糖質過剰症候群? ApoCIIIとの関連
2型糖尿病は糖質過剰症候群で間違いありませんが、1型糖尿病は自己免疫性と考えられています。しかし、私は1型も糖質過剰症候群だと考えています。以前の記事「果糖はブドウ糖よりもApoCIIIを大幅に増加させる」などで書いたよ
ChatGPTに糖質制限について聞いてみた
ChatGPTが話題になっています。OpenAIによって開発された、人間のようなテキスト生成をしてユーザーと自然なやり取りをするチャットコミュニケーションツールです。それが結構面白いのです。アメリカの名門大学の大学院レベ
アメリカ糖尿病学会2023年版診療ガイドライン その3
今回は「その1」「その2」の続きです。これまでは糖質制限、炭水化物(糖質)について書きましたが、今回はその他の栄養素、タンパク質、脂質などについてです。 タンパク質についての記述を見てみましょう。 タンパク質 毎日のタン
糖質過剰摂取は血栓が詰まりやすい
人間の体は血流が途絶えると、その先の組織や臓器は死んでしまいます。血栓が詰まると血流は途絶えます。 以前の記事「高HDLコレステロールは健康的なのか? その2」「食事を変えることが一番の治療」などで書いたApoCIIIは
薬を使わずに糖尿病の寛解をもたらす糖質制限
現在の糖尿病の治療は薬物療法が中心です。もちろん、食事療法という名の糖質過剰摂取を伴うエネルギー(カロリー)制限食と運動療法も行われますが、エネルギー制限を一生続けることはできません。そして、根本的には糖質過剰摂取なので