今回の研究は、リアルワールドにおいて食事や運動行動の変更を通じて2型糖尿病の寛解(血糖降下薬を3か月以上使用せずに糖尿病レベル以下の血糖値(HbA1c値が6.5%未満)を維持)を達成した個人の特性と生活習慣要因を明らかに
タグ: 糖質過剰症候群
IgA腎症と新型コロナワクチンと糖質過剰摂取
IgA腎症は、検尿で血尿やたんぱく尿を認め、腎臓の糸球体にIgAというタンパクが沈着する自己免疫疾患で、多くは慢性に経過します。 そのIgA腎症は新型コロナウイルスのワクチン接種後に非常に多く発生したり、悪化したりしてい
2025年4月の血液検査データ
今年も春の強制的な職場の健康診断がありました。健診いらないのに・・・その血液検査のデータを示したいと思います。毎年それほど大きな変動はありません。毎年変化がなくて内容は面白みに欠けます。 2025年4月 2024年4月
トラマドールは死亡率を上げるかもしれない
トラマドールは鎮痛薬として、比較的よく処方されています。商品名としてはトラムセットやトラマールなどの名前です。しかし、この薬は弱い麻薬です。以前の記事「トラムセット、トラマールは依存性があるかもしれない」「トラマドールは
糖質制限による高LDLコレステロールは心疾患の予測因子ではない
糖質制限をすると、少なくない割合でLDLコレステロールが上昇します。その後下がる人もいますが、ずっと高いままの人も多いです。 このような高コレステロール血症が起きることで、専門家たちは大騒ぎして、糖質制限の危険性を煽るで
筋肉の増強にステロイドを使うと心臓に極めて大きなリスクがある
薬を使って痩せようとする人の気持ちは十分には理解できません。薬にはリスクが伴います。薬では健康にはなれませんし、痩せる前に体のどこかに異常が出る可能性もあります。食事だけで十分に痩せられるのに、安易な考えで薬を使うのか、
帯状疱疹後神経痛と糖質過剰摂取
以前の記事「帯状疱疹の危険因子 新型コロナワクチンと糖質過剰摂取」で書いたように、帯状疱疹は糖質過剰摂取でもリスクが上がります。帯状疱疹は一時的な症状ですが、一時的では治まらず、その後帯状疱疹後神経痛に移行すると、実に厄
慢性腎臓病に対する糖質制限
先日の記事「高タンパク質摂取は2型糖尿病の腎機能低下リスクを減少させる」で書いたように、タンパク質が腎機能低下を起こすとは、私は考えていません。糖質制限をするとタンパク質摂取量が増加しますが、慢性腎臓病に関しても、糖質制
プロトンポンプ阻害薬(PPI)と抗うつ薬のSSRIで歯科インプラントの失敗リスクが増加する
変形性関節症で手術により人工関節を埋め込むのと同様に、歯を失った場合に歯科インプラントを入れることになる人も多くなっているでしょう。 コントロールされていない全身疾患があれば、なかなか難しいかもしれませんが、普通に薬を飲
高タンパク質摂取は2型糖尿病の腎機能低下リスクを減少させる
タンパク質摂取量が多いと腎機能が低下すると信じている人がいます。糖尿病は慢性腎臓病で透析となる原因として最も多いので、タンパク質摂取が糖尿病にとって良いのか悪いのかは非常に気になるでしょう。また、糖質制限では脂質だけでな