タンパク質の摂り過ぎは腎臓に悪いと、ずっと言われてきました。まあ、ウソでしょう。 今回の研究では総タンパク質、植物性タンパク質、動物性タンパク質摂取と慢性腎臓病リスクとの相関関係を調べるためにメタアナリシスを行いました。
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フリースタイルリブレを使った人体実験 その27 夏バテ予防にうなぎ?
マスコミは夏には盛んに、うなぎが夏バテ予防に効果があるようなことを言い続けます。本当に夏バテに効果があるかどうかは非常に疑問です。 そして、日清が「謎うなぎ」なるものを発売しました。「気候変動と人口増による食料危機に備え
塩分摂取すると熱中症のリスクが高まる?
毎日暑い日が続き、マスコミは連日、こまめな水分補給と塩分補給を!と言い続けています。 水分補給すれば熱中症が防げるわけではないのですが、もう一つの塩分補給についても何の根拠もなく、汗で塩分が失われるから塩分を補給すべきと
牛乳って危ない? その2
「牛乳って危ない? その1」では、牛乳と発酵乳のIGF-1含有量の違いについて書きました。今回は牛乳と発酵乳を比較した、様々な研究についてです。 非発酵の牛乳と発酵乳(ヨーグルト)を比較した様々な研究が存在しています。も
塩分制限は高血圧で食塩感受性の有無にかかわらずインスリン抵抗性を増加させる
塩分制限はあたかも健康的な食事だと考えられています。そして、心血管疾患予防には重要だと一般的には思われています。特に高血圧に対しては塩分制限を強く勧める医師もいるでしょう。 しかし、塩分過剰で血圧が上がるかどうかは人それ
キシリトールと心血管疾患リスク
以前の記事「ラカント(エリスリトール)と心血管疾患リスク」で、取り上げた研究を発表したグループが、今度はキシリトールのリスクの研究を出してきました。 歯医者さん推奨のキシリトールですが、全身への影響はどうなのでしょうか?
片頭痛の治療のための糖質制限
糖質制限をすると多くの片頭痛が改善します。そしてケトン食と片頭痛の改善を示した研究はいくつもあります。 古典的なケトン食では、脂質と非脂肪(炭水化物+タンパク質)の比率は通常、3:1または4:1です。つまり、脂質の摂取量
糖尿病診療ガイドライン2024での2型糖尿病発症リスクと炭水化物割合
以前の記事「糖尿病診療ガイドライン2024での2型糖尿病発症予防は?」下の図の1つ目のポイントについて書きました。 今回は2つ目のポイントについてです。「炭水化物の質的指標である GI (glycemic index)
糖尿病診療ガイドライン2024ではエネルギー摂取量の制限が推奨されているが…
以前の記事「糖尿病診療ガイドライン2024では炭水化物制限は有効となったが…」でも書いたように、2024年5月、日本糖尿病学会の診療ガイドラインが5年ぶりに改訂されました。もともと糖尿病学会はエネルギー制限を推奨していま
動物性の脂は高齢者のフレイルを防ぐかもしれない
フレイル(加齢により心身が衰えた状態、虚弱)の最も大きな原因の一つが筋肉の減少でしょう。多くの高齢者は筋肉の減少に無頓着です。腰が痛い、膝が痛いなどと言って、安静にしがちです。食事は野菜が健康的だと思い込まされているので