いまだに医師や栄養士の多くが脳のエネルギーはブドウ糖だけだ、と言っています。その知識をアップデートしていない人は専門家とは言えませんが、堂々と発言しているのが何とも嘆かわしく、その言葉を信じてしまう人も多いのも事実でしょ
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アスリートと神経変性疾患 その1
運動は健康に有益ですが、スポーツは危険も伴います。エリートアスリートはさらにその危険に遭遇する機会も多くなります。特にコンタクトスポーツでは脳へのダメージも非常に問題になります。 今回の研究では、スコットランドの7676
もしかしたら、我々医師が高齢者ドライバーの事故に加担している可能性がある
高齢者ドライバーの悲惨な交通事故が後を絶ちません。高齢者になってくるとやはり注意力、判断力が鈍ってくる可能性は十分あります。それと共に、高齢者ともなれば様々な疾患、症状を抱えているでしょう。そこで我々医師が様々な薬を処方
血糖値スパイクは認知症のリスクを増加させる
血糖値スパイクの有無を知りたい場合、フリースタイルリブレのように持続的なグルコース値を測定できるのは理想ですが、それができない場合、血糖値スパイクを起こしていることを推測することが可能です。1.5-AGというものの測定で
ビタミンDは良い効果をもたらすか? その3 大量投与がもたらす害
以前の記事「その1」では、ビタミンD不足は認知症のリスクを高くすることを書き、「その2」では逆にあまりにも大量のビタミンDを摂取すると逆効果になる可能性を書きました。ビタミンDの大量投与は認知機能低下以外に、反応速度が遅
ビタミンDは良い効果をもたらすか? その2 大量摂取では?
前回の記事「その1」で書いたように、ビタミンDの不足は認知症のリスクを高めてしまうようです。 では、毎日ビタミンDをたくさん摂ることは非常に良い結果をもたらすでしょうか? 今回の研究では、 50〜70歳の過体重や肥満の女
ビタミンDは良い効果をもたらすか? その1 認知症
ビタミンDは現代の生活では不足気味になりがちです。それは、日光を浴びる時間が非常に少ないからです。本来日光により、ビタミンDを作るように進化してきているので、日光を浴びないのであれば、口から摂取しなければなりません。 ビ
記憶は薬で戻る?いらない!
めまいの薬メリスロンを飲むと忘れていたことが思い出せるようになると、大きな話題になっています。テレビでは大騒ぎ。みなさんは飲みたいですか?私はいりません。 論文は手に入っていないので、報道などでの情報です。北大と京大と東
尿酸値が高いことは悪いことなのか? その3 パーキンソン病
以前の記事「尿酸値が高いことは悪いことなのか? その1 骨と筋肉」に続いて「尿酸値が高いことは悪いことなのか? その2 認知症」では、尿酸値が高い方が認知症のリスクが低いことを書きました。 今回は認知症にもなる、2番目に
尿酸値が高いことは悪いことなのか? その2 認知症
前回の記事「尿酸値が高いことは悪いことなのか? その1 骨と筋肉」では、尿酸値が高い方が骨密度が高く、骨折が少なく、筋肉量も多いことを書きました。 尿酸値が高い利点はそれにとどまりません。 今回は認知症です。4618人の