以前の記事「白血病も糖質過剰症候群である」で書いたように、血液のがんである白血病やリンパ腫にIGF-1が大きく関わっています。つまり、白血病も糖質過剰症候群だと考えています。 白血病は糖質過剰症候群の代表的な病態である肥
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肥満関連がんはより若い年齢層にシフトしている
肥満に関連するがんとして13のがんが知られています。以前の記事「過体重、肥満関連のがんが40%を占める」でも書いたように、その13種類は髄膜腫、多発性骨髄腫、食道腺癌、甲状腺、閉経後の乳房、胆嚢、胃、肝臓、膵臓、腎臓、卵
3歳児でも1日10杯の不必要な砂糖を摂取している
糖質過剰摂取は生まれて間もないころから始まっています。小さな子供でも大量の必要のない砂糖を添加した、食べ物や飲み物を頻繁に摂取してしまっています。当然親が与えているのですから、親が考えなければなりません。 今回の研究は日
眼瞼下垂も糖質過剰症候群
まぶたが下がってしまい、瞳孔の上まで充分に上げられない状態である眼瞼下垂の中で、後天的に眼瞼下垂が起きるのは、一部の疾患の症状を除いて、加齢性の変化と考えられています。治療は通常手術を行います。 しかし、眼瞼下垂を起こす
高タンパク質摂取による有害性は? その3 アスリート
前回の記事「その2」で、タンパク質摂取とmTORの活性化について書きました。その最後の方で最近若いアスリートにがんが多いのでは?ということを書きました。ただ、これは私の印象であり、最近はがんになったことを公表する人が増え
肥満と様々な疾患の関連
肥満は最も一般的な糖質過剰症候群の病態です。BMIが高いことは様々な疾患と関連していることはこれまでも多く指摘されています。因果関係を示すには観察研究では交絡因子が多く、なかなか難しいと考えられています。そこで、メンデル
食いトレはすぐに廃止を!
先日江部先生のブログのコメントに、ビックリするようなことが載っていました。内容は「市立尼崎高校野球部では白米を1人あたり2.5キロ毎日食べることを強制した」というものです。しかし、何かの力が働いて、Yahooニュースの記
食欲抑制薬の臨床データはある意味凄い! (祝!1000回目)
この記事は何と1000回目の記事になります。 それにしてもよくここまで続いたなぁと思います。勝手なひとりごとをどれだけの人が読んでくれているのかはよくわかりませんが、読んでいただいた方にお礼を申し上げます。ありがとうござ
正常BMIの閉経後女性の脂肪の付いている部位と心血管疾患リスクとの関連
体に付いている脂肪はどこに付いていても同じ、というものではありません。お腹周りの脂肪、内臓脂肪は様々なリスクと関連しています。この内臓脂肪を増加させる最も大きな原因は「果糖」です。 今回の研究では、正常なBMIの閉経後の
糖質過剰摂取とインフルエンザ重症化
神経ぺプチドY(NPY)というものをご存じでしょうか? 神経ペプチドは脳(中枢)だけではなく末梢神経系にも存在し、細胞間の信号伝達分子として働いています。脳の視床下部の弓状核は摂食行動制御の中心に位置すると考えられていま