アメリカで飲酒運転の疑いがあるとして警察に車を停められた40代の男性から、許容量の約2.5倍ものアルコールが検出されました。(その記事ここ)これは1時間にアルコール飲料10杯を飲んだ量に匹敵するそうです。男性は絶対にアル
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インスリン抵抗性は骨代謝回転を抑制する
骨密度は骨折の強力な予測因子です。病院では、高齢者の骨密度を測定し、その結果で薬を投与して骨密度を増加させることをしています。しかし、2型糖尿病では、骨密度が増加するのに、骨折率は高くなります。つまり、当然ですが骨密度だ
脳は砂糖と人工甘味料を区別できるのか? その1
私たちは砂糖も人工甘味料も「甘い」と感じます。この甘さの感覚を脳は同じものと判断しているのでしょうか?それとも区別しているのでしょうか? 今回の研究では機能的磁気共鳴画像法(fMRI)で脳の活性化を分析しました。(図は原
AYA世代女性は糖質制限を
先日の報道で15~39歳の思春期・若年(AYA)世代のがん患者で、多くは女性が占めていることがわかりました。AYA世代の中で20~39歳の患者の約8割を女性が占めているのです。乳がんや子宮頸がんの増加が大きな原因と考えら
ケトン体は多発性嚢胞腎を救うかもしれない
多発性嚢胞腎は両側の腎臓に嚢胞が無数に生じる、遺伝性疾患です。嚢胞が徐々に大きくなり、進行性に腎機能が低下します。難病指定されていて、根本的治療法は無いとされています。多くの人は30~40代まで無症状です。 多発性嚢胞腎
OGTT(経口ブドウ糖負荷試験)はかなり適当な検査
私が専門とする麻酔では、手術の時に体重を基準に薬の投与量を決めることがほとんどです。(もちろん年齢なども加味しますが) 抗がん剤でも体表面積で投与量が決められます。 しかし、普段の病気の治療薬では、大きな人も小さな人も同
糖尿病診療ガイドライン2019の残念な食事療法 その2
前回の記事「糖尿病診療ガイドライン2019の残念な食事療法 その1」では、新しい糖尿病の診療ガイドラインの食事療法について、特に糖質に関する項目を取り上げました。 今回のガイドラインにその他のタンパク質、脂質についての項
糖尿病診療ガイドライン2019の残念な食事療法 その1
皆さんはもう糖尿病診療ガイドライン2019を読んだでしょうか?その中の食事療法の項目を読んで、どのような感想をお持ちでしょうか? 「各栄養素についての推定必要量の規定はあっても、相互の関係に基づく適正比率を定めるための十
糖尿病は糖質に対する反応不全?
糖尿病の本質はインスリンなのか、グルカゴンなのか、それとも別のものか?それは別のものでしょう。人間の進化の過程で獲得したメカニズムに適応していない食事が原因です。もちろん糖質過剰摂取です。 ただ、糖質とタンパク質に対する
冠動脈疾患のリスクはインスリン抵抗性が最も重要
中性脂肪が高かったり、HDLコレステロールが低かったりすることは、心血管疾患のリスクを増加させると考えられています。中性脂肪/HDLコレステロール比の上昇はLDLを小さな危険なsdLDLに変化させる可能性を高くします。(