LDLコレステロールが低くても心血管疾患を回避できるわけではありません。小さな密度の高いLDLであるsdLDLは非常に危険で、冠動脈疾患などアテローム性動脈硬化症との関連を認めると考えられています。では、糖尿病とsdLD
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糖質制限
パーキンソン病と糖質制限
難病としては比較的メジャーなパーキンソン病ですが、原因は中脳の黒質ドパミン神経細胞が減少して起こると考えられています。そして、さらにドパミン神経細胞が減少する原因ははっきりとはしていません。現在はドパミン神経細胞の中にα
糖質をエネルギー源にすればするほど体は蝕まれていく
我々人間は生きていくために体の中でエネルギーを作り出さなければなりません。そのエネルギー源は当然食べたものから吸収して、代謝してエネルギーにします。エネルギー源は主に「糖質」か「脂肪酸+ケトン体」です。 糖質をエネルギー
インスリン抵抗性が続くと心血管疾患のリスクが高くなる
時折、糖尿病の人であっても、空腹時血糖やHbA1cが落ち着いていると、肥満のままでいる場合があります。食事療法は当然カロリー制限をされているのでしょうが、明らかにインスリン抵抗性が非常に高く状態だと思います。 しかし、血
終末糖化産物(AGEs)を除去してくれるタンパク質も糖質過剰で機能不全になるかもしれない
糖質過剰摂取では高血糖になり、それにより終末糖化産物(AGEs)ができて蓄積してしまいます。このAGEsが様々な疾患の原因となったり、老化や組織の機能不全の原因になります。 糖化を薬で抑制することは今のところできないでし
冠動脈疾患の重症度とインスリン抵抗性の関係
心筋梗塞などの冠動脈疾患ではLDLコレステロール値ばかりが重要視されているように見えます。しかし、以前の記事「LDLコレステロール値は役に立たない」で書いたように、LDLコレステロールが高かろうと、低かろうと同程度に冠動
心臓も腎臓もケトン体好き
以前の記事「脳はケトン体好き」では脳がケトン体好きであることを書きました。しかし、ケトン体のことを好きなのは脳だけではありません。 ケトン体が体にとって有益であることは、いまや常識(?)ですが、そのケトン体を簡単に増やす
血液がドロドロってなんだろう? その4 血糖値
血液のドロドロについて、これまで「その1」「その2」「その3」で書いてきました。今回は血糖値との関係です。 一般的に糖尿病の人では血液粘度が高いことがわかっています。その原因のすべてはまだわかっていないでしょうが、1つは
糖質制限に適応する期間
糖質制限を始めたばかりのときは、人によってさまざまな負の症状を感じることがあります。いわゆるケトフルというもので、倦怠感や頭痛、めまい、気力の低下などが起こることがあります。多くはエネルギー不足や塩分や水分の不足だと思わ