フルーツジュースは所詮、ジャンクフード!認知症になりたくないなら飲むな!

果物は毎日食べられないけど、健康のために、気軽に摂れるフルーツ100%ジュースを毎日飲んでいます、という方は今すぐ飲むのを止めましょう。糖質の多い飲料は飲めば飲むほど認知症のリスクを高めるという報告が出ました。原文はまだ手に入っていませんが、要約は下にあります。

糖質制限をしている人なら、当たり前の結果だとは思うでしょうが、フルーツ=ヘルシーと勘違いしている人にはちょっとびっくりするかもしれません。しかし、フルーツのジュースは糖質の塊です。例えばドールの100%アップルジュースは200ml(コップ1杯)当たり21.5gもの糖質が入っています。食物繊維はゼロです。果物を果物として摂る場合はこの食物繊維も摂れるますし、新鮮なビタミンも摂れますが、ジュースにしたら食物繊維は全部無くなってしまいますし、ビタミンもどれだけ残っているか非常に疑問です。ビタミンCの含有量は表示さえしていませんからね。しかも、原料のリンゴは中国産です。

自分でフルーツを絞ってジュースを作る場合、確かにビタミンなどはそのままですが、食物繊維は場合によって取り除かれますし、1杯のジュースを作るのに、何と言っても大量の果物が必要になります。そんなものをゴクゴク飲んでしまったら、血糖値の急上昇を招きます。

通常のフルーツも品種改良などで非常い甘味が強く、糖質量が増えていますので大量に摂ることはお勧めしません。少量を分けて摂るのが良いと思います。しかし、フルーツジュースはたとえ100%でも「ジャンクフード」です!ヘルシーではありません!

前回の記事で未成年者に糖質の入った飲み物を販売禁止すべきと書きましたが、病院での糖質飲料販売禁止もすべきでしょう。

1日一杯以上甘い飲み物を飲むことは、飲めば飲むほど有意に脳が萎縮し、記憶が悪くなります。以前の記事でスポーツドリンクのことを書きましたが、子供だけでなく高齢者の脱水予防にスポーツドリンクを飲ませているとしたら、認知症をわざと促進しているようなものなのです。

「水分摂取は水かお茶で!」

というのを大原則に守るべきだと思います。

「糖質を摂らないと脳のエネルギーが無くなって認知症になってしまいます。」なんて馬鹿なウソを言っている医者はこれにどんなコメントをするでしょうか?そのような発言をしている偽医者の方がマスコミ受けするのでしょうけど。マスコミも今回の研究を大々的に取り上げてほしいものですが、無理でしょうね?他人の健康よりもスポンサーの方が大切ですからね。

アメリカではソーダ税を導入する州もあり、いわゆるソーダ(炭酸飲料)の販売量は減少し続けているようです。そして多くの人が本当の悪は脂肪ではなく、糖質であるということに気付き始めています。トランス脂肪酸の影響もあるでしょうが、良質な脂質は健康的だとしてバターの消費が増加傾向のようです。以前の記事で世界の心臓血管のお偉いさんが述べたように、本当の悪は糖質だったんです。

これだけの情報があっても、糖質を摂りたい方はどうぞご勝手に!認知症を薬で治す時代が来るなんて本当にやってくるのでしょうか?でも糖質依存はコカインよりも強いとも言われているので、依存から抜けるのは大変かもしれませんね。

糖分の多い飲料の摂取量とアルツハイマー病の関連~フラミンガム心臓研究

2017/03/17 ケアネットより

 動物モデルでは、糖分の過剰摂取とアルツハイマー病(AD)との関連が報告されている。今回、米国・ボストン大学のMatthew P. Pase氏らは、フラミンガム心臓研究において、糖分の多い飲料の摂取量とADの発症前段階(preclinical AD)のマーカーが関連することを報告した。Alzheimer’s & dementia誌オンライン版2017年3月5日号に掲載。

 フラミンガム心臓研究において、糖分の多い飲料の摂取量と、ADの発症前段階および血管脳損傷(vascular brain injury:VBI)の神経心理学的マーカー(n=4,276)および磁気共鳴画像マーカー(n=3,846)との横断的関連を調べた。糖分の多い飲料の摂取量は食事摂取頻度調査票を用いて推定した。

 主な結果は以下のとおり。

・糖分の多い飲料の摂取量が1日1杯未満と比較し、摂取量が多いほど総脳容積が少なかった(1日1~2杯:β±標準誤差[SE]=-0.55±0.14 mean percent difference、p=0.0002、1日2杯:β±SE=-0.68±0.18、p<0.0001)。また、エピソード記憶の検査結果はより劣っていた(すべてp<0.01)。

・毎日のフルーツジュースの摂取は、総脳容積および海馬容積の減少、エピソード記憶の低下と関連していた(すべてp<0.05)。

・糖分の多い飲料の摂取量は、どのアウトカムにおいてもVBIに関連していなかった。

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