医療でエビデンスと言えば、論文が医学雑誌の投稿されて、査読というプロセスを経て、ちゃんとした内容であるとお墨付きをもらって出版されたものだと思われています。 でも、世の中はお金です。査読を行う査読者にも大金が流れていても
投稿者: Dr.Shimizu
安静時心拍数と死亡率
みなさんの安静時心拍数はどれくらいでしょうか?測定は簡単に自分でもできるので、一度測ってみてください。手首の親指側に反対の手の指を当てて、拍動している回数を1分間数えるだけです。もちろん血圧計などを持っていれば、それで血
妊娠中の母体血清葉酸値と胎児の先天性心疾患
妊娠中の十分な葉酸摂取は、胎児の神経管閉鎖障害の発症を予防、リスク低下するために必要です。葉酸は確かに神経管閉鎖障害を発症させるリスクを低下させるようですが、その10倍も多い先天性心疾患との関連はどうでしょうか? 今回の
運動誘発性アルブミン尿と糖質過剰摂取 その1
運動後のアルブミン尿(タンパク尿)が出る、運動誘発性アルブミン尿(タンパク尿)は良性のものだと考えられていますが、実際にはそこまで楽観的に考えられないかもしれません。 以前の記事「マラソン後の運動誘発性アルブミン尿」で書
2型糖尿病患者におけるβ細胞欠損とβ細胞アポトーシスの増加
2型糖尿病ではインスリン抵抗性だけでなく、インスリン分泌障害が起きることにより、血糖値が高くなることがあります。すい臓のβ細胞量の減少がこれに寄与している可能性があります。 今回の研究では124人の剖検(死亡した人から解
1日3食しっかり食べると急性心筋梗塞後の改善が悪くなる
いまだに多くの専門家、マスコミは1日3食しっかりと、バランスの良い食事が健康に有益であると洗脳をし続けています。本当に1日3食が良いのであれば、急性心筋梗塞後の改善にも良いはずです。 今回の研究では、心筋梗塞後にインター
一部の高血圧の薬と自殺
いくつかの薬には自殺のリスクがあると言われています。人間本来のメカニズムの一部だけを薬で無理やりに活性化したり、ブロックしたりするのですから、何が起きても不思議ではありません。 今回の研究では、血圧の薬で最も使われている
ブレイキンのヘッドスピン症候群?
私が高校生の頃、一部でブレイクダンスが流行っていました。風見しんごさんが欽ちゃんのテレビでブレイクダンスを踊っていて、カッコイイと思い、マネをしていました。もちろんウィンドミルやヘッドスピンなどの回転系は私のような運動音
レムナントコレステロールと高血圧や2型糖尿病との関連性
コレステロールに善玉、悪玉はありません。どれも同じコレステロールです。違いはそれを運ぶリポタンパク質です。LDLコレステロールは悪玉コレステロールと不名誉な呼び方をされてしまっていますが、もちろん、その中で悪いものがある
太陽をたっぷり浴びよう
紫外線は悪者扱いです。太陽を浴びると、お肌に悪い、皮膚がんのリスクが上がる、などという情報が溢れ、太陽を避けて、外出には日焼け止めが欠かせないと思い込ませています。 しかし、人類はずっと太陽の恩恵を受けてきました。太陽、