今回は以前の記事「糖質制限では運動強度がどれくらい増加すると糖質をメインエネルギー源とするのか?」の続きです。前回の記事でも示した、エネルギー源として下の図のようなことが本当であれば、安静時のエネルギー源は全て脂肪という
カテゴリー: 食事
高血圧、耐糖能障害、肥満の3つを抱える人に対する糖質制限とDASH食の比較
糖質過剰摂取による糖質過剰症候群のオンパレードの人、つまり高血圧と前糖尿病または2型糖尿病と、過体重または肥満の3つを抱えている人はどんどん増加しているでしょう。原因は糖質過剰摂取であるので、それを取り除くことが第一であ
心臓の健康に対する食事療法の評価?
アメリカ心臓協会(AHA)は先日、心臓の健康に対する10の食事療法の評価を行いました。(この記事参照) もちろん、この評価は意図的で、何らかの力が関係しているでしょう。(図は原文より) 上の図のようにそれぞれの食事をスコ
糖質摂取はLDLコレステロールを低下させる その2
以前の記事「その1」では、インスリンとLDLコレステロールについて書きました。今回はその続きです。 その前に甲状腺ホルモンのT3の話からです。糖質制限をすると、甲状腺のT3が低下します。よく甲状腺機能低下症と間違われるこ
糖質制限では運動強度がどれくらい増加すると糖質をメインエネルギー源とするのか?
運動強度によって人間はブドウ糖と脂肪のどちらをエネルギー源にするのかを変えていることは知っていると思います。 運動強度は最大酸素消費量(VO2max)の何%で表現されますが、低い運動強度では脂肪がメインのエネルギー源です
筋肉繊維の組成はインスリン感受性およびインスリン分泌と関連している
以前の記事「筋肉繊維の組成はトレーニングで変化する」では、筋肉繊維の組成はトレーニングによって変わりうることを書きました。筋肉はブドウ糖を取り込むので、血糖値やインスリン抵抗性と大きく関係すると思います。筋肉繊維組成は、
頸動脈プラークに関係するのはLp(a)よりも血糖値
一般的には心血管系の専門家の間ではLp(a)はアテローム性動脈硬化症の危険因子とされています。しかし、恐らくはLDLコレステロールと同様に本当は大して関係ないと思われます。 以前の記事「最近LDLコレステロールからLp(
筋肉繊維の組成はトレーニングで変化する
筋肉繊維にはタイプがあります。持久力のある遅筋(タイプⅠ)、瞬発力のある速筋(タイプⅡ)があります。その割合は人によってかなりの差があるようです。一般的にはその割合は遺伝的に決まっていると言われていますが、恐らく後天的な
低炭水化物食は死亡のリスクを高める?
最近また、糖質制限反対派の研究がちょこちょこ出てくるようになりましたね。先日のネットの記事ではこんな研究がありました。 低炭水化物食は早期死亡のリスクを高める (記事はここ) 低脂肪食を食べると、早期死亡のリスクが最大
1日1食での体の変化
3食きっちりと食べることが健康的だという神話がありますが、恐らくウソでしょう。 11人の健康な平均年齢31歳、BMI20~30(平均24)、体脂肪率が12~30%(平均24%)のある程度トレーニング経験がある人が対象です