妊娠中の女性は、二分脊椎などの神経管閉鎖障害のリスクを軽減するために、十分な葉酸の摂取が推奨されています。しかし、食材に含まれる葉酸と、サプリメントの合成葉酸とは違いがあります。葉酸摂取、葉酸サプリメントのあまりにも安易
カテゴリー: 食事
1560万人のデータで示された高中性脂肪の心血管死亡率増加
中性脂肪値は非常に重要であるにも関わらず、医師でさえそれほど気にしていません。 今回の研究では、韓国のデータベースを使用して、一般集団における中性脂肪(空腹時)と心血管疾患による死亡率との関連性を分析しています。対象人数
カルシウムサプリは心血管疾患および死亡リスクを増加させる
カルシウムのサプリメントは有害であるにも関わらず、いまだに骨を強くすると思われていて、ときどきカルシウムサプリを飲んでいる人がいます。 以前の記事「カルシウムサプリメントと心血管疾患および死亡リスクとの関連性」「カルシウ
妊娠中の葉酸過剰摂取は妊娠糖尿病のリスクを増加させるかもしれない
妊娠中の女性は、十分な葉酸の摂取が推奨されています。二分脊椎などの神経管閉鎖障害のリスクを軽減するために、妊娠した女性は毎日400µgの葉酸の補給が必要とされています。サプリメントを使用している女性も多いでしょう。 しか
糖質制限でケトーシスになっている人が糖質制限を止めたらどうなる? その4 肝機能とインスリン抵抗性
糖質制限は非常に健康的で、私は元の糖質過剰摂取時代に戻るつもりはありません。 「その1」「その2」「その3」と同じ研究グループが新しい研究を出してきたので、記事にします。参加者は栄養性ケトーシスを平均3.9年維持してきた
プロトンポンプ阻害薬(PPI)と膝関節置換術のリスク
変形性関節症では、痛みの緩和のために鎮痛薬のNSAIDsを飲んでいることが多く、その副作用予防のために、プロトンポンプ阻害薬(PPI)を飲んでいる人は多いでしょう。また、変形性関節症も胃食道逆流(逆流性食道炎)はどちらも
いよいよ明日、11月23日(日・祝日)に東京で講演会を行います
いよいよ明日になりました。11月23日に東京で講演会を行います。 2年前と同じく、江部先生の日本糖質制限医療推進協会主催の講演会でお話しさせていただくことになりました。江部先生にご指名いただき非常に光栄です。 以下は江部
うつ病の大学生に対するケトン食の絶大な効果
うつ病が食事で改善するなんて、思っている人は少ないかもしれません。ましてや医師が食事改善を推奨するわけがありません。薬を投与してナンボの世界ですから。 今回の研究では、大学生のうつ病患者に対してケトン食を摂取してもらい、
超加工食品の摂取は生殖機能と健康に大きな影響を及ぼす
超加工食品は便利で、すぐに食べられます。味付けもなかなかのものも多いでしょう。しかし、食事はお腹を満たすという目的だけではなく、体を作る為なので、その中身は重要です。 また、いまだに世の中ではカロリー神話を信じている人が
中性脂肪を下げる薬オレザルセンの効果
LDLコレステロールを下げる薬スタチンだけでは飽き足らず、製薬会社はLp(a)を下げる薬を開発し、今度は中性脂肪を下げる薬を出してきました。 確かに高中性脂肪は良いものではありませんので、低下させることは必要かもしれませ