以前の記事「低コレステロールは暴力性を高める」で書いたように、低コレステロールは人格に影響し、攻撃性を高める可能性があります。そうだとしたら、スタチンによりコレステロールが低下した人は人格も変わってしまうのでしょうか?実
カテゴリー: 食事
鉄を減らせばインスリン抵抗性が改善する
貧血になるほどの鉄欠乏は有害です。しかし、むやみやたらに鉄サプリを飲んでいると、それも有害になる可能性があります。特に糖尿病や耐糖能異常がある場合には鉄を減らした方が良いでしょう。 今回の研究では、献血者と献血経験のない
抗肥満薬治療における投薬中止後の体重の推移
GLP-1受容体作動薬を使ったダイエットを行っているクリニックはボロ儲けでしょうね。体重は減少するかもしれませんが、痩せた状態を維持するには薬がやめられません。まさに薬漬け状態、薬物依存状態です。 それにしても、薬を使っ
抗不安薬、睡眠薬、鎮静薬、抗うつ薬は筋萎縮性側索硬化症リスクを増加させる
筋萎縮性側索硬化症(ALS)は、手足や喉などの筋肉や呼吸に必要な筋肉がだんだんやせて力がなくなっていく病気です。進行すると飲み込みや呼吸すらできなくなっていきます。 この病気のリスクを増加させる薬として、スタチンが大きく
医療によるLDLコレステロール攻撃の次の標的はLp(a)
血清リポタンパク(a)、Lp(a)はLDLコレステロールよりもさらに悪玉で、悪玉度は、Lp(a) 1粒子当たりのアテローム促進性は、LDLの6倍以上とする報告もあるそうです。(ここ参照) 専門医は、強力なLDL低下療法を
急性腎障害をもたらすトリプルワーミー薬にプロトンポンプ阻害薬(PPI)を併用してクアドラプルワーミー
以前の記事「内服薬の併用による腎臓へのトリプルパンチの大ダメージ「トリプルワーミー」」で書いたように、レニン-アンジオテンシン系阻害薬、利尿薬、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の3つからからなる薬物療法に関連する急
塩分摂取と皮膚への貯蔵
汗をかいたときに、その中に電解質、特にナトリウムが多く含まれます。夏の暑い中での運動では、非常に大量の汗をかき、多量の塩分が排出されます。 循環血液量を5リットルと考え、そのうちの半分は血清として、血清ナトリウム濃度を1
鉄サプリメント摂取とパーキンソン病リスク
鉄代謝の調節異常は、アルツハイマー病、パーキンソン病、ハンチントン病などのいくつもの神経変性疾患に共通しています。安易な鉄サプリメントの摂取が、脳に蓄積し、もしかしたら将来の様々な病気を引き起こすかもしれません。 今回の
植物性食品中心の食事と骨粗しょう症のリスク
私は肉が大好きです。でも野菜も好きです。いくら野菜が好きとは言え、ベジタリアンやビーガンになろうとは全く思いません。肉食かビーガンのどっちかを取るとすれば、当然肉食です。 さて、ベジタリアンやビーガンは私は全く健康的な食
ケトン食は全てのがんのリスク増加と関連しているというウソ研究
また変な研究が出てきました。ケトン食ががんのリスク増加と関連しているというものです。あまり真面目に読む気になれません。一応見てみましょう。 今回の研究では、アメリカの国民健康栄養調査(NHANES)のデータを用いて、食事