現在、心不全の人には塩分制限が推奨されています。しかし、心不全に塩分制限が必要なのでしょうか?利益はあるのでしょうか?エビデンスはあるのでしょうか? これまでの研究を調べてみると、心不全を治療するために塩分摂取量を減らす
カテゴリー: 食事
食事の前の運動により血糖値低下効果はあるのか?
先日、運動と血糖値に関するコメントをいただきました。 連投で申し訳ありませんが、昨夜ちょっとした実験をしてみたら、意外に面白い結果が出ましたのでご報告いたします。 目的は運動と(お付き合いを想定して外食時の)食後血糖値の
スタチンではないコレステロールを低下させる薬ゼチーアの効果はこんなもの?
エゼチミブという下を噛みそうな名前のコレステロール低下薬であるゼチーアですが、スタチンと違い、小腸において胆汁性および食事性のコレステロール吸収を大きく阻害する薬です。これによりLDLコレステロールは低下します。 以前の
GLP-1はセカンドミール効果に関連しているか?
以前の記事「血糖値スパイクを抑えるセカンドミール効果は本当か?」では、2型糖尿病において食物繊維にセカンドミール効果は期待できないことを書きました。大学の教授の説明によると、セカンドミール効果のメカニズムは、腸内細菌は水
血糖値スパイクを抑えるセカンドミール効果は本当か?
先日、あるネットの記事についてコメントを頂きました。内容はセカンドミール効果と言われるものについてです。 その記事のオリジナルはここです。「昼食後の血糖値スパイクを抑えるには朝食から対策!この食品を食べると良い」 記事の
血糖値スパイクは冠動脈のプラークを不安定にするかもしれない
スタチンを飲んでいるにもかかわらず、多くの人は冠動脈疾患のリスクが減少しません。実際にはスタチンの使用している人の冠動脈の状態は血糖値スパイクに大きな影響を受ける可能性があります。 今回の研究では、経皮的冠動脈形成術(P
糖質過剰摂取は痩せていても肝臓の脂肪酸合成を大きく増加させる
中性脂肪値を増加させるのは、脂肪摂取によるものではありません。食後に一時的には中性脂肪値の上昇が認められますが、これはカイロミクロンが運んでいる食事からの脂肪であり、すぐに消失します。それ以外の中性脂肪、空腹時の中性脂肪
高脂肪食と運動の組み合わせで寝ているときのエネルギー消費量が増加する
エネルギー消費は運動しているときだけではなく、当然寝ているときにも起きています。この寝ているときのエネルギー消費量は、食事や運動によって変化するのでしょうか? 今回の研究では、18〜30歳の健康な男性を対象に実験しました
いまだに続く女子長距離ランナーの鉄剤注射
女子の駅伝選手に鉄剤の注射がいまだに行われていることが報道されました。 無知な指導者も悪いですが、実際に注射を処方したのは医師です。これは治療ではなく、傷害事件です。 選手の方はこのようなパワハラ指導者には逆らえないので
脳卒中予防にタンパク質
高齢者になると、健康のためにと思って、野菜ばかり食べている人がいます。そのような人ではタンパク質が足りない場合が多いことと、動物性タンパク質が不足します。白米に野菜だけをおかずにする食事は非常に質の低い食事です。筋肉も少