精神疾患の多くは糖質過剰症候群だと考えています。精神的健康と代謝的健康はつながっています。代謝を改善せずに、薬で何とかしようとすると、抜け出せなくなるかもしれません。 今回の研究では、ケトン食を統合失調症または双極性障害
カテゴリー: 食事
糖質制限でケトン体があまり上がらないのですが… その1
以前の記事「持久系アスリートにおける糖質制限と脂質制限」の参加者では、糖質制限を行っているにもかかわらず、それほどケトン体値が上がりませんでした。私もそれほど上がりません。一部の人はケトン体が500μmoL/L以上でない
1日3個の卵はコレステロールを変化させることなくコリンを増加させ、炎症やインスリン抵抗性を減少させる
コリンは神経伝達物質の合成、細胞膜シグナル伝達、脂質輸送などに必要な必須の栄養素です。卵は1個当たり約125mgのコリンを含んでいるので、重要な供給源です。卵はコレステロールが豊富なので、一部の人はまだ1日1個などと思っ
食事の飽和脂肪酸摂取は血中の飽和脂肪酸を増やすのか? その2
「その1」の続きです。脂質の質、脂肪酸の割合が異なる糖質制限食をしたとき、果たして血中の脂肪酸はどのような影響があるでしょう。ガイドラインに書いてあることが本当であれば、飽和脂肪酸の割合が多い食事をすると、血中の飽和脂肪
食事の飽和脂肪酸摂取は血中の飽和脂肪酸を増やすのか? その1
糖尿病や心臓の専門家などは食事の脂質の組成が疾患に影響を与えると考えています。そして、飽和脂肪酸の摂取量は糖尿病の発症リスクになり, 多価不飽和脂肪酸がこれを低減するという研究をガイドラインでも引用しています。まあ、もち
持久系アスリートにおける糖質制限と脂質制限
持久系アスリートにおける糖質制限と脂質制限では、血中の脂質にどのような違いが現れるでしょうか? 今回の研究では、7人の男性の持久系アスリートを対象に、6週間の糖質制限と脂質制限を行ってもらいました。糖質制限と脂質制限の間
糖質制限は精神的および感情的な幸福をもたらす
糖質制限、ケトン食などはいまだ減量目的のいわゆるダイエット法だと思っている人がいます。また、そうでなくても主に体重減少や代謝的な改善という、身体的な影響にスポットが充てられています。 今回の研究ではケトン食が精神的、心理
糖質制限は甲状腺ホルモンの変化を起こす
糖質制限をすると、当然代謝が変化するので、様々な数値の変化が認められます。その中で甲状腺のT3の変化も起こります。(「糖質制限のときの甲状腺ホルモン低下(低T3症候群)」「糖質制限でLDLコレステロールが上昇しやすい人は
食後の糖質の運命はどうなる?
食事をしたときの糖質の運命はどうなっているのでしょうか?食後のブドウ糖処理を細かく分析した研究があります。経口摂取したブドウ糖は下の図のように、解糖系(Glycolysis)か貯蔵(Storage)に回るかのいずれかです