痛風発作を予防するために尿酸値を6.0mg/dL以下に抑える治療が一般的に推奨されています。本当にそうでしょうか?無症候性高尿酸血症の人に痛風発作予防で尿酸値を抑えた方が良いのでしょうか? 今回の研究では、1 回以上の健
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炎症性腸疾患の治療のための肉食ケトン食療法 10人の患者の症例報告
肉が体に悪い?馬鹿げています。人類は肉を食べて進化してきました。我々は雑食ですが、肉食でもあります。肉は栄養価も高く、人類の体には必須です。 今回の論文は、炎症性腸疾患の10人の症例報告です。症例報告はエビデンスレベルが
専門のクリニックで治療として糖質制限を受けた人の代謝変化
日本の医療で、肥満外来ではどんな治療が行われているのか詳しくは知りません。当然食事指導、運動を推奨し、現在ではGLP-1製剤を処方するのでしょう。以前の記事「食欲抑制薬の臨床データはある意味凄い!」で書いたサノレックス(
キシリトールと心血管疾患リスク
以前の記事「ラカント(エリスリトール)と心血管疾患リスク」で、取り上げた研究を発表したグループが、今度はキシリトールのリスクの研究を出してきました。 歯医者さん推奨のキシリトールですが、全身への影響はどうなのでしょうか?
糖尿病診療ガイドライン2024での2型糖尿病発症予防は?
以前の記事「糖尿病診療ガイドライン2024では炭水化物制限は有効となったが…」「糖尿病診療ガイドライン2024ではエネルギー摂取量の制限が推奨されているが…」では、糖尿病になったときのガイドラインでの食事療法について書き
ケトン食によるうつ病と不安障害の完全寛解
様々な精神疾患は糖質過剰症候群です。進化の過程で本来は食べることのほとんどなかった糖質を大量に摂取している現代で脳に様々な影響が起きることは不思議ではありません。 今回の研究は症例報告です。エビデンス至上主義では、エビデ
降圧薬開始と骨折のリスク
高齢者ほど血圧を下げる意味があるのかどうか、非常に疑問です。動脈硬化が進行しているのに、薬で無理矢理血圧を下げたら、脳をはじめ様々な臓器の血流は低下してしまうでしょう。 今回の研究では、長期療養型介護施設に入居している高
糖尿病診療ガイドライン2024ではエネルギー摂取量の制限が推奨されているが…
以前の記事「糖尿病診療ガイドライン2024では炭水化物制限は有効となったが…」でも書いたように、2024年5月、日本糖尿病学会の診療ガイドラインが5年ぶりに改訂されました。もともと糖尿病学会はエネルギー制限を推奨していま
動物性の脂は高齢者のフレイルを防ぐかもしれない
フレイル(加齢により心身が衰えた状態、虚弱)の最も大きな原因の一つが筋肉の減少でしょう。多くの高齢者は筋肉の減少に無頓着です。腰が痛い、膝が痛いなどと言って、安静にしがちです。食事は野菜が健康的だと思い込まされているので
閉経後女性のインスリン抵抗性と乳がん
閉経後の女性は、特に乳がんリスクが上がると考えられます。もちろんがんのエサは糖質なので、糖質過剰摂取は非常に危険です。 今回の研究では、閉経後女性のインスリン抵抗性と乳がんの関連について調べています。22,837人の閉経