恐らく世界で億単位の人がうつ病など精神疾患になっています。様々な治療薬がありながら、治療抵抗性の人も珍しくないでしょう。 今回の研究では、従来の精神科医療に十分に反応せず、ケトン食を試す意欲のある大うつ病性障害(うつ病)
カテゴリー: コレステロール
正常な範囲の空腹時中性脂肪値と2型糖尿病の発症リスク
中性脂肪値の基準値は一応、30~149mg/dLとされています。つまり、150以上が異常値ですが、私は100を超えたら患者さんに指摘しています。 中性脂肪値が基準値にある人を中性脂肪値により3つのグループに分けたときに、
好きなときに好きなものを食べる行動と結腸直腸がんのリスク
「好きなときに好きなものを食べる」 狩猟採集時代ではもちろん、こんな幸せはめったになかったでしょう。飢餓との戦いの日が続くこともあったかもしれません。そして好きなものといってもその時代はお菓子やスイーツやジュースなどは存
赤肉と植物由来の代替肉とでは食べたときのアミノ酸の吸収は全く異なる
日本でも大豆ミートなど植物由来のタンパク質を使った「代替肉」が多く販売されてきています。(ここ参照) そもそも肉に似せるのであれば、肉を食べれば良いのに、代替肉は肉よりもなぜか「健康的」と考えられています。ものすごく質の
多発性嚢胞腎には糖質制限を その1
腎臓に嚢胞がたくさんできて腎臓の働きが徐々に低下していく、多発性嚢胞腎という病気があります。遺伝性の病気です。難病に指定されています。(ここ参照) 現在、治療法として難病情報センターのページには次のように書かれています。
眼圧の上昇はインスリン抵抗性とメタボリックシンドロームに関連している
緑内障は単に眼の病気ではなく、拙著『「糖質過剰」症候群』でも書いたように、糖質過剰摂取による神経、代謝的な異常による糖質過剰症候群であり、4型糖尿病と考えています。(「緑内障は糖質制限をすべきである その1」「その2」な
糖質制限5年間の残念な結果
アメリカ糖尿病学会の2022年の第82回Scientific Sessionsの抄録によると、ちょっと残念な報告が上がっています。その報告はこれまで糖質制限で1年、2年と続けられていた研究の5年間の結果です。抄録なので、
脂肪肝と中性脂肪/HDLコレステロール比
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)はどんどん増加しています。一方、中性脂肪/HDLコレステロール比の上昇は様々なリスクを高くします。(「中性脂肪/HDLコレステロール比とうつ病」「中性脂肪/HDLコレステロール比と
非空腹時の中性脂肪値と心血管イベントのリスク
通常、食事をすると中性脂肪値がある程度長い時間上昇します。血液検査で中性脂肪値を測定する場合は空腹時が推奨されています。しかし、以前の記事「非空腹時中性脂肪と虚血性脳卒中のリスク」「非空腹時の中性脂肪値とLDLコレステロ