以前の記事「妊娠中の鉄サプリの使用は慎重に その2 妊娠糖尿病」でも書いたように、妊娠初期のフェリチン値の安全圏は比較的低めで、フェリチンが高いと妊娠糖尿病の可能性が増加してしまいます。貧血を伴わないような場合には、安易
カテゴリー: スタチン
スタチンを服用するとどれくらい長生きできますか?
スタチンは多くの医師が推奨して処方していますし、医師自身も服用している人も多い薬です。医療の世界全体がコレステロール悪玉説に完全に洗脳されてしまっている証拠でしょう。 スタチンはどれほどの死亡を延長する効果があるのでしょ
スタチンなどのコレステロール低下薬と糖尿病性微小血管合併症との因果関係
メンデルのランダム化解析を使用した研究がいっぱい出されていますね。すべてを鵜吞みにはできませんが、やはり興味深い結果が出てくることもあります。 今回の研究では、薬物標的メンデルランダム化研究により、3種類の一般的なコレス
IgA腎症と新型コロナワクチンと糖質過剰摂取
IgA腎症は、検尿で血尿やたんぱく尿を認め、腎臓の糸球体にIgAというタンパクが沈着する自己免疫疾患で、多くは慢性に経過します。 そのIgA腎症は新型コロナウイルスのワクチン接種後に非常に多く発生したり、悪化したりしてい
スタチンと重症筋無力症
スタチンは筋毒性があります。ただの軽い筋肉痛のようなレベルであれば、まだ良いのでしょうけど、重度の影響をもたらす可能性もあります。 今回は重症筋無力症との関連です。いくつかの報告を見てみましょう。 まずは4例の症例報告で
糖質制限による高LDLコレステロールは心疾患の予測因子ではない
糖質制限をすると、少なくない割合でLDLコレステロールが上昇します。その後下がる人もいますが、ずっと高いままの人も多いです。 このような高コレステロール血症が起きることで、専門家たちは大騒ぎして、糖質制限の危険性を煽るで
LDLコレステロールが低いと脳内出血のリスクが増加する
LDLコレステロールが高い人は、医師に血管が詰まるぞ、死ぬぞ、と脅されるかもしれません。たとえ、もしLDLコレステロールの上昇で血管が詰まるリスクが高くなったとして(本当は違いますが)、それを回避するためにコレステロール
内臓脂肪の冠動脈疾患への影響
いまだに心臓の冠動脈のプラークは、高コレステロールが原因と信じている人もいるでしょう。そのような人は容易に不必要なスタチン内服を受け入れてしまいます。プラークの中にコレステロールが存在するから、原因がコレステロールにある
スタチンは頻尿の原因にもなる膀胱痛症候群/間質性膀胱炎と関連している
今回の記事ですが、実はこれ、結構多いのではないかと思っています。非常に多くの人が無駄にコレステロール値を下げられています。スタチンを飲まないと、血管が詰まるとか、死んでしまうとか脅されて。 しかし、スタチンは様々な副作用
またまたコレステロールパラドックス
医療の世界は都合が悪いことはパラドックスと呼びます。前提が間違っていることは認めません。 コレステロールは高い方が長生きですが、医療の世界ではコレステロールは悪者です。コレステロールが高い人が長生きしてしまっては自分たち