本当に薬をいっぱい飲んでいる人が多いのに驚きます。それとともに、一人の患者にこれほど多くの種類の薬を処方している医師が多いのにはもっと驚いてしまいます。もう何が効いていて、何が副作用で、何が患者本来の症状なのかわかりませ
カテゴリー: スタチン
LDLコレステロール値が非常に低いと死亡率が上がり、脳卒中の死亡リスクは4倍になる
LDLコレステロール値が高いと、医師に「死ぬよ」と脅されることがあります。そして、スタチンを飲むように強く勧められます。でも本当にLDLコレステロールが高いと危険なんでしょうか?逆に非常に低いLDLコレステロールはどうな
薬に対する患者の期待
多くの患者は医師に対して様々なことを期待するでしょう。そして、自分の疾患が医師の出した処方で改善することを大いに期待するでしょう。改善というのにはかなりの幅があり、医師の中の改善と、患者が感じる改善では大きな乖離がある場
緑内障にはマグネシウムが必要かもしれない
緑内障は失明原因の第1位です。緑内障は単に眼の病気ではなく、拙著『「糖質過剰」症候群』でも書いたように、糖質過剰摂取による神経、代謝的な異常による糖質過剰症候群であり、4型糖尿病と考えています。(「緑内障は糖質制限をすべ
うつ病のセロトニン仮説は根拠なし
病気の原因は様々に見えますが、多くの根本的な原因は食事の誤りだと思っています。しかし、医学はそれぞれの病気にそれぞれの原因を見い出したがります。もちろん、根本ではない原因は様々でしょう。心血管疾患に対するLDLコレステロ
糖尿病における断食と糖質制限食での血糖値やインスリンの変化
2型糖尿病の人では、エネルギー(カロリー)制限食や短期間の断食でも、当然糖質制限でも、そして食事法とは別に体重減少でも血糖値が急速に低下することが示されています。 この主な原因は摂取エネルギーが減少したからなのか、糖質摂
若年発症2型糖尿病の妊娠はかなりリスクが高い
妊娠の前からの、若年発症の2型糖尿病の女性の妊娠、出産のリスクはかなり高いと考えられます。空腹時高血糖や血糖値スパイク、高インスリン血症という状態で妊娠するようには人間の体は初期設定されていません。そのため、妊娠時にはイ
高齢者の総コレステロールと死亡リスク
今日の夏井先生の記事に紹介されていたギャグ漫画「名古屋以外全部壊滅」は名古屋出身の私にとっては最高でした。 「キットカットカットカントカンカッタノニナンデカットカンカッタン?」 「オミャーガキットカットカットカントカンテ
処方薬が減ると高齢者の摂食量が増加
以前の記事「多剤併用どうにかならないか?」でも書いたように、本当に患者のみなさんは、ものすごい種類の薬を併用しています。私はときに「こんなに飲んでいては、薬だけでお腹いっぱいですね」と言っていますが、本人としては医師が飲
糖質制限によるLDLコレステロール激増の良い意味での症例報告
n=1、つまりたった一人の症例報告は医療の世界ではエビデンスとしては認められませんが、全てはn=1から始まります。また、あることに反応する人と反応しない人がいます。反応する人の方が少ない場合、大人数集めたときに反応しない