コレステロールが高くなればすぐにスタチンなどを処方され、血圧が高くなれば降圧薬を投与されます。血糖値が高くなれば血糖値を下げる薬、尿酸値が高くなれば尿酸を下げる薬の処方が検討されるでしょう。 でも、コレステロールを下げる
カテゴリー: 病気
GLP-1受容体作動薬の自殺念慮のリスク
以前の記事「糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その2 自殺リスク」で書いたように、米国食品医薬品局有害事象報告システム(FAERS)によると、2018年以降にGLP-1受容体作動薬のセマグルチドを服用して
LDLコレステロールの減少の程度と全原因死亡率および心血管疾患のショボい結果
LDLコレステロールが高いことを執拗に指摘し、スタチンを処方しようとする医師は多いでしょう。専門家たちはあたかも医学的な根拠があってやっていると思い込んでいます。エビデンスレベルで言えばメタアナリシスやシステマティックレ
PPI(プロトンポンプ阻害薬)と大腸がん
PPI(プロトンポンプ阻害薬)を飲んでいる人は、恐らくそのリスクを説明もされていないと思いますが、様々ながんのリスクも増加させます。実際がんになったとしても、因果関係なんてわかるはずがありませんので、医師は平然と処方を続
新たにがんと診断された患者でもLDLコレステロールが低いほど死亡率が高い
LDLコレステロールは、相変わらず悪者扱いですが、LDLコレステロールが高い方が死亡率が低いことは専門家は教えてくれません。 今回の研究では、新たにがんと診断された患者におけるコレステロール値と全原因死亡リスクとの関連性
鉄欠乏に近づけると痛風発作は激減する
痛風=尿酸値の上昇、と単純に考えている人が多いと思いますが、実は痛風発作がどうして起きるのかは詳細にはよくわかっていません。でも単純にすることにより、高尿酸血症があれば治療対象にできるので、医療にとっては非常に有益です。
大量のラカント(エリスリトール)の摂取は血栓リスクを高めるかもしれない?
以前の記事「ラカント(エリスリトール)と心血管疾患リスク」「キシリトールと心血管疾患リスク」で取り上げた研究を発表したクリーブランドクリニックのグループが、また新しい研究を出してきました。今回もエリスリトール(ラカント)
ワクチン接種でIgG4抗体が誘導されてしまった子供は今後どうなるのであろうか?
子供たちが受けさせられるワクチン接種はどんどん増加しています。(現在の推奨スケジュールはここ)ワクチンが安全で効果的であるのであれば、非常に良いのですが、ワクチンの安全は保証されていませんし、効果の怪しいワクチンも存在し
慢性腎臓病の高齢者でもタンパク質摂取量が多いほど死亡率は低下する
慢性腎臓病(CKD)を患う高齢者がタンパク質摂取量を減らすと、腎機能低下のリスクが軽減される可能性があるといまだに信じられています。恐らくウソです。 今回の研究では、CKDの高齢者のタンパク摂取量と死亡率の関連を調べてい
SGLT2阻害は老化細胞を除去し病的な老化を軽減する?
糖尿病薬の比較的新しい薬である、SGLT2阻害薬やGLP-1受容体作動薬について、最近多くの有益性を示す研究が出されています。マーケティングの一部だと思いますが。これらの薬の有益性は、メトホルミン以外の他の糖尿病薬があま