「その1」では、アセトアミノフェンと白血病との関連を書きました。それでは、同じ血液系のがんである悪性リンパ腫はどうでしょうか? まずはホジキンリンパ腫についてです。ホジキンリンパ腫の症例565人と対照群679を対象にして
カテゴリー: 病気
尿酸は体に悪いのか?
多くの医師は、コレステロールが高いと血管が詰まると言い、スタチンなどの薬でコレステロールを下げようとします。コレステロールビジネスはすっかり医療の世界だけでなく、栄養や食品の世界にも浸透しています。コレステロールのように
アセトアミノフェンは一部のがんのリスクを増加させる その1 白血病
アセトアミノフェンは安全だ!という専門家もいるかもしれませんが、副作用のない薬はありません。その副作用が命に係わるのであれば非常に注意が必要です。 今回の研究ではアセトアミノフェンと血液のがんである白血病の関連を分析して
糖尿病薬?やせ薬?GLP-1受容体作動薬の副作用 その11 うつ病、不安、自殺行動のリスク
GLP-1受容体作動薬の副作用シリーズも「その11」になりました。「その2」や「GLP-1受容体作動薬の自殺念慮のリスク」でも書いたように、GLP-1受容体作動薬は自殺リスクと関連がある可能性があります。 今回の研究は、
乳がん患者のホットフラッシュを軽減するためのマグネシウム
乳がん患者は、その後のホルモン療法により、比較的高頻度に不快なホットフラッシュ(ほてり)を感じます。漢方薬などが処方されることが多いですが、もしかしたら、もっと効果のあるものがあるかもしれません。それはマグネシウムです。
マスクを今すぐ外そう! その2
マスクは感染に有効ではないというエビデンスがあります。(「その1」参照)でも、ただ有効じゃないだけならまだマシです。人体に有害であるなら深刻な問題です。今回の記事を読んだらきっと、自分自身や家族、親であれば自分の子供たち
マスクを今すぐ外そう! その1
あんなに騒いでいたインフルエンザですが、早くもピークアウトしたようですね。受験のシーズンがやってきて、マスコミはインフルエンザなどの感染予防に、マスクを強く推奨しています。マスコミに顔を出す医師も同様にマスクを推奨してい
女性におけるインスリン抵抗性と過活動膀胱の関連性
頻尿、過活動性膀胱の人が増えているようです。日本における下部尿路症状の全体的な有病率は、20歳以上の対象者では77.9%、40歳以上の対象者では82.5%です。ほとんどの下部尿路症状で加齢とともに有意に有病率が増加する傾
脂肪肝では肝臓がんを発症リスクが4.7倍高い
脂肪肝って多くの人は、ちょっと太っちゃったから、肝臓にも脂肪がついちゃった、くらいにしか思っていないでしょう。脂肪肝を指摘されると、多くの人は恥ずかしそうに苦笑します。 でも、脂肪肝は馬鹿にはできません。 今回の研究では
85歳以上の日本人、高血圧は死亡リスクに影響する?しない?
高齢者はいっぱい不必要と思われる薬を飲んでいます。スタチンやPPIだけでなく、高血圧の薬も何種類も飲んでいることもあります。複数の高血圧の薬により、低すぎるのではないかと思う人もたくさんいます。 今回の研究では、2006