病気になることはもちろん望むことではありませんが、究極的にはどんな原因であれ死亡するかどうかが重要です。新型コロナウイルスに感染しなくても、脳卒中で死ぬかもしれません。心筋梗塞にならなくても、がんで死ぬかもしれません。そ
カテゴリー: 糖尿病
新型コロナウイルス感染で重症化するのはほとんどが糖質過剰かもしれない
会員制のサイトなので一般の人ではページが開けないかもしれませんが、非常に興味深い記事があったので、気になった部分の要点だけ書きたいと思います。(記事はここ) 厚生労働省が自治体や医療関係者向けに「コロナ自宅療養者への医療
肥満は筋肉のインスリン抵抗性がなくてもインスリン分泌の増加と関連している
インスリン分泌増加は肥満をもたらします。以前の記事「インスリン増加が先か肥満が先か?」でも書いたように、肥満になったからインスリン抵抗性が増加してインスリン分泌が増えたわけではなく、インスリン分泌が先です。 今回の研究で
糖尿病の低GI/低GL食はほとんど効果がない
食後血糖値の上昇のしやすさとして、グリセミックインデックス(GI)とグリセミックロード(GL)というのがあります。GIはブドウ糖のGIを100としています。GLは、食品に含まれている炭水化物の量をGIに加味した指標で、G
コレステロールの低下は2型糖尿病の末梢神経障害を悪化させる
2型糖尿病では末梢神経障害は頻繁に認められ、診断時にはすでに8.3%、5年後には16.7%、10年後には41.9%も神経障害を有するという報告があります。(この論文参照) もちろん、最も重要な原因は高血糖だと思いますが、
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に代わる新たな概念 名前や概念が変わってより糖質過剰症候群であることが明らかに
非アルコール性脂肪肝は糖質過剰症候群です。これまでの非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)はウイルス性肝疾患やアルコールなどを原因としない脂肪性肝疾患とされてきました。 2020年に非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFL
インスリン投与量、HbA1c、体重の減少をもたらす実際の糖質制限の臨床使用
糖質制限の利点の証拠はどんどん増加中です。そして以前の記事「アメリカ糖尿病学会が出した歴史的なコンセンサスレポート 糖質制限を推進!」にも書いたようにアメリカ糖尿病学会は2019年のコンセンサスレポートで、糖質制限が最も