高齢者は入院をするとせん妄という、一時的な意識障害、認知機能障害を起こすことが珍しくありません。以前の記事「高血糖や糖尿病はせん妄のリスクを高くする」で書いたように、高血糖や糖尿病はせん妄のリスクを高めると思います。 そ
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糖質制限とエネルギー制限食の比較
世の中には様々な食事法がありますが、糖尿病を改善するのには、糖質を制限することが最も効率的で有効だと思います。 今回の研究では、6×6ダイエットという方法と1日50~100gまでの糖質制限(低炭水化物)と、エネルギー制限
耳たぶの斜めの線にご注意を
以前の記事「耳たぶに斜めの線が入っていませんか?」で書いたように、耳たぶに認められる斜めの線は心血管疾患の予測因子だと考えられています。面白いことにほぼ45度斜めです。 今回の研究では耳たぶの斜めの線(フランクのサイン)
糖尿病と新型コロナウイルス感染の退院と死亡の予測因子
新型コロナウイルスの変異型がイギリスで見つかり、それを危険視して、騒いでいますが、イギリスはワクチン効果が表れる前から、PCR検査陽性者数も死亡も激減し、今では陽性者はピークの5分の1程度です。変異型に対して煽って、騒い
内臓脂肪は過活動性膀胱のリスクを増加させる
最近はテレビのCMでも尿漏れのパッドなどのCMがよく流れています。以前の記事「頻尿、過活動膀胱は糖質過剰症候群である」で書いたように、過活動性膀胱の原因の一つは糖質過剰摂取だと考えています。 糖質過剰摂取、特に果糖の過剰
空腹時血糖値とアテローム性動脈硬化症の発症リスク
以前の記事「比較的若い女性の冠動脈性疾患のリスクはインスリン抵抗性で6倍、糖尿病で10倍」「急性冠症候群とインスリン抵抗性」などで書いたように、心血管疾患は糖質過剰摂取によって起きていると考えています。 今回の研究では、
心房細動と糖尿病およびインスリン抵抗性との関連
心房細動は心臓の心房が不規則に痙攣するように動き、それに伴い不規則な信号を出し、心臓の動き、脈は不規則となります。この不規則な不整脈の最も大きな問題は、血栓を作りやすくして、それが脳や他の部位に詰まってしまうことでしょう
注目すべきはLDLコレステロールではなく中性脂肪とHDLコレステロール
医療の現場ではいまだにLDLコレステロールを重要視しています。しかし、HDLコレステロールが低下し、中性脂肪が増加することが心血管疾患のリスク増加に関連していることもわかっているはずです。インスリン抵抗性があると中性脂肪
肉は本当に心血管疾患をもたらすか?
TMAOについてコメントをいただきました。 清水先生いつも糖質制限についての考察をありがとうございます。 糖質制限に関連して質問があるのですが、赤肉などに含まれるカルニチンが腸内細菌-肝臓代謝を経てTMAOとなり、アテロ
運動していれば肥満でも健康?
太っていても健康的な人はいるのでしょうか?運動していれば肥満の有害性は帳消しになるのでしょうか? 今回の研究ではBMIと身体活動の程度と心血管疾患リスク因子である高血圧、高コレステロール血症、糖尿病になる可能性を分析して