京都の某大学からまた変な研究が出ました。著者の結論から言うと、長期の低炭水化物食は2型糖尿病患者の脂質異常症の治療における有効性を示唆していますが、患者の血糖コントロールのためには有効ではなく推奨するものではありません、
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LDLコレステロールが低くても全原因死亡や心血管疾患死亡リスクが上がる
LDLコレステロールは低ければ低いほど有益であると信じている人たちがいます。 今回の研究では、35歳から75歳、平均年齢56.1歳の3,789,025人を対象を、病歴とアテローム性動脈硬化性心血管疾患リスクに基づいて、低
糖質制限でケトーシスになっている人が糖質制限を止めたらどうなる? その3
以前の記事「糖質制限でケトーシスになっている人が糖質制限を止めたらどうなる? その1」「その2」で書いたように、糖質制限をしている人が一旦糖質制限を止めると興味深い代謝の変化があります。 今回はその第2弾の研究です。対象
肥満の糖尿病に対する薬物療法は食事療法に負ける
糖尿病の薬の実力なんて大したことありません。糖尿病の薬で代表的なもの、メトホルミンおよびSGLT2阻害剤のエンパグリフロジンと5:2 間欠的断食ダイエットを比較してみましょう。 5:2 間欠的断食ダイエットというのは、食
カルシウムサプリメントと心血管疾患および死亡リスクとの関連性
骨粗しょう症に対する不安や恐怖を与えて、カルシウムを強化した食品やカルシウムサプリを売って、儲けている企業もあるでしょう。 カルシウムサプリは本当に必要でしょうか?以前の記事「カルシウムサプリメントによる大動脈弁の石灰化
タンパク質をたくさん摂るほど慢性腎臓病のリスクが低下する
タンパク質の摂り過ぎは腎臓に悪いと、ずっと言われてきました。まあ、ウソでしょう。 今回の研究では総タンパク質、植物性タンパク質、動物性タンパク質摂取と慢性腎臓病リスクとの相関関係を調べるためにメタアナリシスを行いました。
2型糖尿病では糖尿病薬を飲んでも死亡率は低下しない
糖尿病で薬を飲んでいる人も多いでしょう。糖尿病では高血糖などにより血管に悪影響を与えるため、心血管疾患が増加します。まあ、糖尿病も心血管疾患も糖質過剰症候群なので当たり前ですが。糖尿病の薬が効果を発揮できるとすれば、心血
糖尿病患者以外の人によるフリースタイルリブレ(持続血糖測定器)の使用
今年のサロマ湖ウルトラマラソンでは久しぶりにフリースタイルリブレを使いました。センサーがリブレ2になり、非常に精度や安定感が増したように思います。レース時には他にもリブレを使っている人がいました。もちろんレース中、運動中
牛乳って危ない? その2
「牛乳って危ない? その1」では、牛乳と発酵乳のIGF-1含有量の違いについて書きました。今回は牛乳と発酵乳を比較した、様々な研究についてです。 非発酵の牛乳と発酵乳(ヨーグルト)を比較した様々な研究が存在しています。も
専門のクリニックで治療として糖質制限を受けた人の代謝変化
日本の医療で、肥満外来ではどんな治療が行われているのか詳しくは知りません。当然食事指導、運動を推奨し、現在ではGLP-1製剤を処方するのでしょう。以前の記事「食欲抑制薬の臨床データはある意味凄い!」で書いたサノレックス(