現在ではケトン体は非常に健康にとって有益だと考えられています。最近ではケトン体が危険だという人は見かけなくなりました。(まだどこかにいるのかな?)以前の記事「ケトン体は認知機能を改善する」ではMCTを摂取しケトン体を増加
カテゴリー: 糖尿病
糖質制限はできる限り早く始めるべきである
2型糖尿病を逆転できるか、寛解できるかは、すい臓のβ細胞の回復能力に依存していると考えられます。カロリー制限で体重減少して、糖尿病から寛解した人と、寛解できずに糖尿病のままの人を比較した研究があります。 糖尿病寛解臨床試
胆石も糖質過剰症候群である その2 胆嚢の運動低下
以前の記事「胆石も糖質過剰症候群である その1」では、胆石は脂質過剰摂取で起きるのではなく、糖質過剰摂取で起きると考えられることを書きました。胆石の重要な原因の一つに「胆嚢の運動低下」があります。 (上の図はこの論文より
どうして真実が通説にならないのか?
昨日コメントをいただきました。 ドクターシミズ氏の言われてる事は、特に生活習慣病について、要するに現在の医学の常識として専門医が言っている事は、真実とは異なる場合が多い、という事だと思われますが、それでは、仮にドクターシ
胆石も糖質過剰症候群である その1
日本人の胆石の保有率は5%程度とされています。欧米では20%前後と民族、人種によって差があるようです。胆石はコレステロール胆石が最も多いことから、予防には脂っこいものを食べ過ぎないことを専門医は推奨しています。本当でしょ
血液型によるすい臓がんのリスクの差
以前の記事「血液型による乳がんのリスクの差」では、血液型による乳がんのリスクに差があり、非常に大きな差ではなかったのですが、A型が最も高く、O型が低いという結果でした。 今回は非常に厄介ながんである、すい臓がんです。膵癌
日本人におけるアルコールとがんの関連
適度な飲酒は健康的だ、と言われます。しかし、アルコールはやはり毒性があるので、少量でもがんのリスクがあると考えられています。 今回の研究では、63,232人のがん患者と同人数のがんを発症していない対照者のデータを用いてア
アメリカの若者の5分の1から4分の1はすでに糖尿病予備軍となっている
糖尿病予備軍は当然将来的に2型糖尿病、慢性腎臓病や心血管疾患などを発症するリスクが高くなります。アメリカの若者の2型糖尿病の有病率はどんどん増加しています。ではどのくらい糖尿病予備軍がいるのでしょうか? 今回の研究では青
高齢者ドライバーに対し「運転前にどら焼きを」と85歳医師が推奨?
「高齢者はわずかな低血糖状態でも認知機能が低下し、重大な交通事故を起こす恐れのあることを指摘した論文が、日本糖尿病学会の英字誌(電子版)に掲載された。」と徳島新聞に掲載されました。 糖尿病研究歴60年の島健二・川島病院の
悪性リンパ腫も糖質過剰症候群である
最近、フリーのアナウンサーが悪性リンパ腫であることを公表しました。ここ40年で悪性リンパ腫は男女ともに非常に増加しています。(図は最新がん統計より) 男性で40年間に約2.5倍、女性では約3.5倍です。以前は罹患率が血液