日本人の食事摂取基準の2025年版がほぼ決まりました。(ここ参照)5年ごとに見直していますが、毎回どーでもいいような改定ばかりです。 アメリカの食事ガイドラインも似たようなもので、アメリカやカナダの糖尿病学会が低炭水化物
カテゴリー: アルコール
アルコールとHDLの質
HDLもLDLと同様に、数値ではなく質が重要だと思います。いくらHDLコレステロール値が増加しても、HDLの質が悪ければ、十分に機能せず、健康に悪影響があるでしょう。 以前の記事「運動の質とHDLの質」でも書いたように、
医療従事者のインフルエンザワクチン接種は患者に利益をもたらすか?
インフルエンザが相変わらず流行しているようですね。 マスコミもワクチン接種を呼び掛けています。 以前の記事「インフルエンザ死亡とインフルエンザワクチン」「インフルエンザワクチン接種は重症化を予防していない」「インフルエン
過体重および肥満の代謝機能不全関連脂肪性肝疾患(MASLD)に対する糖質制限の影響
以前の記事「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病名が変わるけど…」で、非アルコール性脂肪肝疾患の病名が代謝異常関連脂肪性肝疾患(MASLD)に変わることを書きました。そして、当然原因は糖質過剰摂取なので、糖質制限
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の病名が変わるけど…
非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD:nonalcoholic fatty liver disease)は、以前の記事「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)に代わる新たな概念 名前や概念が変わってより糖質過剰症候群で
果糖摂取は肝臓のATP貯蔵量を大きく減少させる
アデノシン三リン酸(ATP)は「生体のエネルギー通貨」と呼ばれ、体内で必要なエネルギーを供給する物質です。果糖(フルクトース)の静脈内に一気に投与すると、肝細胞のATP貯蔵量が一時的に減少します。 どれくらい減少するかと
コレステロールにはパラドックスがいっぱい
またまたパラドックスです。脂質異常症は一般的には心血管疾患のリスク因子と考えられていますが、死亡率はどうなっているのでしょうか? 今回の研究では平均59.7歳の男性1,479人を対象としたものです。そのうち779人 (5