以前の記事「PPI(プロトンポンプ阻害薬)は食道がんのリスクを高める」ではPPIが食道がんのリスクを高めることを書きました。では胃がんはどうでしょうか? イメージ的にはPPIは胃などの消化管潰瘍の治療薬ですし、逆流性食道
カテゴリー: 薬剤
カルシウムサプリメントは心筋梗塞の危険性を高めるかもしれない
骨粗しょう症の予防として、カルシウム摂取を推奨している方もいますが、サプリメントでのカルシウムは心筋梗塞の危険性を高める可能性があるかもしれません。 35〜64歳の23,980人を対象とした研究があります。食事に関しては
抗うつ薬(SSRI)と鎮痛薬の併用の危険性
抗うつ薬のSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は現在非常に多く使われています。精神科だけでなく、内科でも処方されることもあります。さらに同じような抗うつ薬であるSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害
PPI(プロトンポンプ阻害薬)は食道がんのリスクを高める
以前の記事「PPI(プロトンポンプ阻害薬)の暗黒面 その2」「PPI(プロトンポンプ阻害薬)は心筋梗塞のリスクを増加させるかもしれない」などで書いたように、様々な病気を起こす可能性が指摘されています。 また、食道がんには
世界中で起きている子宮頸がん発生率の異様な推移
以前の記事「日本の子宮頸がんはなぜ2000年を境に上昇を始めたのであろう?」では日本の子宮頸がんが2000年を境に急に増加し始めていることを書きました。そして、その増加の中心になっているのは比較的若い世代であり、高齢者で
もしもLDLコレステロールが高いことがアテローム性動脈硬化症の原因だという仮説が正しいとするならば…? その3
LDLコレステロール減少の割合とアテローム体積の変化の比較した研究があります。プラバスタチンと比較してアトルバスタチンの方がアテローム性動脈硬化症の進行をより抑制できるというのです。(図は原文より) LDLコレステロール
心血管疾患のリスクと大出血のリスク あなたはどちらを選びますか?
心血管疾患のない人でも、「予防」目的にアスピリン投与が行われていることがあります。しかし、心血管疾患のリスクを低下させる一方で、大出血リスクを増加させる可能性があります。 今回の研究では13の無作為化試験を対象にメタアナ
インフルエンザワクチンを毎年接種することの暗黒面
相変わらずインフルエンザのニュースが報道されていますが、今年(2018~2019)のシーズンは過去最多の患者数222万人を超えたそうです。(関連記事はここ) 2014〜2015年のインフルエンザシーズンは、カナダの統計で
子供にとって本当にアセトアミノフェンは安全なのか? アセトアミノフェンと自閉症の関連
以前の記事「妊娠中のアセトアミノフェンの使用とLGBT」では妊娠中のアセトアミノフェンの使用とLGBT、自閉症の関連を書きました。では、生まれた後にアセトアミノフェンは影響があるのでしょうか? 一時期、MMRワクチン(麻
もしもLDLコレステロールが高いことがアテローム性動脈硬化症の原因だという仮説が正しいとするならば…? その2
もしも、LDLコレストロールが高くなることがアテローム性動脈硬化症の原因だという仮説が正しいと考えるならば、非常に疑問があります。 もしこの仮説が正しいのであれば、LDLコレステロール値が高くなるとアテローム性動脈硬化症