以前の記事「食事を変えれば糖尿病を逆転できる」では、食事を変えることにより2型糖尿病が早期に改善し、逆転できる可能性が高いこと書きました。 今回は認知症の逆転です。認知症は非常に弱い臓器である脳の疾患であることや非常に多
年: 2018年
ウェイトリフティングでさえ糖質制限!
スポーツの世界でもどんどん糖質制限が広まっています。持久系のアスリートをはじめ、水泳、バスケットボール、ボクシング、サッカーなど糖質制限を取り入れているというニュースをよく見るようになりました。持久系では強いと思われてい
糖質制限とLDLコレステロール上昇 その8 運動による上昇②
前回の「糖質制限とLDLコレステロール上昇 その7」で、ケトン体質のアスリートが非常に健康的な変化を伴ってLDLコレステロール値が上昇することを書きました。(「その7」を読んでいない場合はそちらから読んでください。) 糖
認知症になる前の14年間を追ってみると・・・
以前の記事「糖尿病発症の10年前からの変化」では、糖尿病の発症のかなり前から、わずかな変化が起きていることを示しました。今回は認知症です。 様々な因子が認知症のリスク増加と関連していると考えられています。認知症のある人の
スタチンでLDLコレステロール値の低い心不全患者の方が死亡率が高い
スタチンは心臓の冠動脈疾患の予防や治療に依然としてよく使われています。私はその効果には疑問を持っています。しかし、心不全を有する患者にとっては効果がないというよりも危険である可能性があるのです。 この研究では、平均左室駆
やっぱりリリカは効かない 副作用たっぷりの科学的根拠のない適応症
ガバペンチノイドという薬があり、日本ではガバペンとリリカという薬が発売されています。神経伝達経路の電位依存性カルシウムチャンネルであるα2δサブユニットに結合してその神経伝達経路を抑制する、α2δリガンドと呼ばれる薬のグ
筋トレでインスリンを分泌するための糖質(炭水化物)は必要ない その2
以前の記事「筋トレでインスリンを分泌するための糖質(炭水化物)は必要ない その1」で筋トレ後のプロテイン摂取をするときに、インスリンを分泌させようという目的での糖質は必要でないことを書きました。今回は、そのことをさらに裏
糖尿病発症の10年前からの変化
以前の記事「空腹時血糖のわずかな違い 糖尿病への軌跡」で書いたように、糖尿病の発症のかなり前からわずかな変化が表れています。この記事の研究は海外のデータでした。 では日本人ではどのようになっているのでしょうか?(図は原
LDLコレステロールを低下させることの有益性の証拠はない!
コレステロールを低下させることにより、いまだに心血管疾患を予防できると思っている人がいます。コレステロール悪玉説が様々な治療のガイドラインのベースになっているのですが、ちゃんとしたエビデンスはあるのでしょうか? 2004
ケトランはカーボローディングならぬTGローディング
以前の記事「筋肉内の脂肪の量とインスリン抵抗性」で筋肉内には脂肪が存在していて筋肉内の脂肪がインスリン抵抗性を起こしている原因の一つとというよりも、その脂肪を酸化する能力の方が関連しており、重要であると思われるということ