子宮筋腫があるとアテローム性動脈硬化性心血管疾患(ASCVD)のリスクが高まります。それは同じ原因で起きているからだと思われます。つまり糖質過剰摂取ですね。
今回の研究では、子宮筋腫とASCVD発症リスクの関連を分析しています。子宮筋腫患者450,177人と対照群2,250,885人(平均年齢41歳)を対象に、ASCVDの1年および10年累積発生率を比較しています。(図は原文より)
上の図はASCVDイベントの累積発生率です。AはASCVD全体、Bは冠動脈疾患、Cは脳血管疾患、Dは末梢動脈疾患です。青が子宮筋腫患者、赤が子宮筋腫の無い人です。どれも子宮筋腫の方が発生率は高いですね。
子宮筋腫群では1000人年あたり6.45件のASCVDイベントが発生したのに対し、対照群では1000人年あたり2.99件でした。子宮筋腫群のASCVDの1年および10年リスクは0.74%、5.42%、対照群では0.30%、3.00%でした。子宮筋腫のある人は、1 年以内に ASCVD イベントを経験するリスクが 2.47 倍、10年リスクは、1.81倍でした。
ベースライン年齢で分けると、子宮筋腫とASCVDリスクとの関連は、全追跡期間を通じて40歳未満の女性の方が40歳以上の女性よりも高く、子宮筋腫の無い人と比較して、10年時点で40歳未満群では3.51倍、40歳以上群では1.58倍でした。つまり、若いころから子宮筋腫があることは、その分代謝異常が強いとも考えられます。
他の研究も見てみましょう。糖質過剰症候群の代表的疾患、メタボリックシンドロームと子宮筋腫との関連を分析した研究です。子宮筋腫に対する子宮全摘出術または子宮筋腫摘出術を受けた40歳から49歳の⽇本⼈女性213人、対照群は子宮筋腫以外の良性疾患に対する手術を受けた女性159人を対象としています。(図は原文より)



インスリン抵抗性を改善するメトホルミンを使用すると、子宮筋腫のリスクが低下するという研究もあります。(ここ参照)
子宮筋腫が見つかったら、それは代謝障害が起きている合図です。
まずは、糖質制限で子宮筋腫を予防しましょう。
「Association Between Uterine Fibroids and Risk of Atherosclerotic Cardiovascular Disease」
「子宮筋腫とアテローム性動脈硬化性心血管疾患リスクの関連性」(原文はここ)
「Relationship between metabolic syndrome and uterine leiomyomas: a case-control study」
「メタボリックシンドロームと子宮筋腫の関係:症例対照研究」(原文はここ)

37歳で糖尿病が発覚した直後に検査したら小さな子宮筋腫が1個見つかりました。その後は特に変わりないようですが…なるほど納得です。いつもありがとうございます。
「糖質過剰症候群」が、広く認知されるようになれば医療費は大幅に削減できるように思いますが、業界の事情もあって中々進まなそうですね。
ここでもトランプ大統領の政策に
期待したいです。