短足が心血管代謝疾患リスク?

短足で悪かったね!俺が何をしたって言うの?

私は短足で、チンチクリンです。そりゃ、背がすらっと高く、脚も長く生まれてくれば良かったですが、こればかりはどうしようもありません。

なぜこのような研究をすることを思いついたのかはわかりませんが、今回の研究では、脚長比(LHR)が心血管代謝疾患のリスクと関連しているのかどうかを分析しています。LHRは下肢長を立位身長で割った比です。

イギリスバイオバンクの⼤規模データベースの個体レベルの遺伝⼦型と表現型データを使⽤し、37歳から73歳までの約50万⼈の参加者を分析しました。主要な15種類の心血管代謝疾患(心房細動、大動脈瘤、心筋症、心不全、CAD、心筋梗塞、静脈血栓塞栓症、末梢動脈疾患、高血圧、虚血性脳卒中、出血性脳卒中、一過性脳虚血発作(TIA)、全脳卒中、2型糖尿病、慢性腎臓病)とLHRおよび身長との関連を検討しました。(図は原文より)

上の図の略語は次のようです。。AF:⼼房細動、VTE:静脈⾎栓塞栓症、CM:⼼筋症、AA:⼤動脈瘤、HF:⼼不全、CKD:慢性腎臓病、HS:出⾎性脳卒中、IS:虚⾎性脳卒中、PAD:末梢動脈疾患、AS:すべてのタイプの脳卒中、T2D:2型糖尿病、TIA:⼀過性脳虚⾎発作、CAD:冠動脈疾患、HT:⾼⾎圧、MI:⼼筋梗塞

上の図のように、身長が高いことは、心房細動、静脈⾎栓塞栓症、⼼筋症、⼤動脈瘤のリスクが高くなりました。一方、LHRが高い、つまり脚が長いことは、2型糖尿病、冠動脈疾患、高血圧、心筋梗塞のリスクが低いことと関連していました。逆に言えば脚が短いことはこれらの疾患のリスクが高くなることを意味します。

LHRが高い(脚が長い)群(上位20%)は、中等度(中位60%)または低い群(下位20%)と比べ、身長のカテゴリーを問わず冠動脈疾患、心筋梗塞、2型糖尿病、高血圧のリスクが低くなりました。一方、身長が中等度の群では、中等度LHR群に対し低LHR例では冠動脈疾患リスクが6%高くなっていました。この傾向は特に2型糖尿病において顕著で、低身長または中等度身長の高LHR群と比べ、高身長の低LHR群ではリスクが1.39倍高くなりました。低身長低LHRの2型糖尿病リスクは1.5倍を超えています。

私はもし現在でも糖質過剰摂取を続けていれば、糖尿病になってしまっていたと確信しています。でも両親は糖尿病ではありませんが。

いずれにしても短足の私はこれからも糖質制限です。

「Independent association of leg-height ratio with 15 cardiometabolic diseases」

「脚長比と15の心血管代謝疾患との独立した関連性」(原文はここ

2 thoughts on “短足が心血管代謝疾患リスク?

  1. 清水先生の著書を読んで以来、かなり前からの読者なのですが、初めてコメントします。

    先天的な短足が疾病リスクを高めるというのが考え難かったので、後天的な体型変化、例えばO脚とかが関係しているのかなと思ったのですがあり得ますかね?

    ただ加齢などで身長が縮む時はどちらかというと上半身が縮むイメージがあって、それなら脚長比は高くなる気もするから間違ってるかもしれません。

    いずれにせよ後天的に身長が縮む状態は高い疾病リスクと関連しているのではないかとは思います。

    極端な高身長は心臓に負担が掛かるというのは従来の常識通りなのですかね。

    余談ですが私自身もう十年近く糖質制限を続けていてその間体調も良いのですが、相変わらずネット上に糖質制限を否定する栄養士やネズミの研究の記事が頻繁に掲載されていたりしてうんざりしています。

    1. ネコプヨさん、コメントありがとうございます。

      記事にあるように、身長が高いことは、心房細動、静脈⾎栓塞栓症、⼼筋症、⼤動脈瘤のリスクが高いです。
      今回の研究は遺伝的な分析ですが、
      後天的に身長が縮むのは、骨粗しょう症などが大きく関係するので、確かに疾患リスクと関係があると思います。

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