また変な研究が出てきました。ケトン食ががんのリスク増加と関連しているというものです。あまり真面目に読む気になれません。一応見てみましょう。 今回の研究では、アメリカの国民健康栄養調査(NHANES)のデータを用いて、食事
タグ: 糖質過剰症候群
LDLコレステロールが低いと心血管疾患および全原因死亡リスクが上がる
医師を含めて、ほとんどの人は、LDLコレステロールは「悪玉」と思い込まされています。だから、一般の人はLDLコレステロールが上がると不健康であると思い、医師は高コレステロールの患者を診ると、このままだと死ぬよ、と脅します
リンゴジュースの代わりに水を飲むと保護因子が同時に発生し、虫歯を防ぐ可能性がある
虫歯の原因は虫歯菌(主にミュータンス菌)ではありません。ミュータンス菌は口腔内の常在菌です。炭水化物は口の中でミュータンス菌によって発酵されて酸が生成され、それが徐々に歯のエナメル質を脱灰し、虫歯を引き起こします。食事の
食事性終末糖化産物と死亡リスクの関連性はない
糖質過剰摂取により、体内で終末糖化産物(AGEs)が大量に作られます。しかし、食事でも我々はAGEsを摂取しています。食事のAGEsは有害でしょうか? 今回の研究では、食事性AGEsの摂取量と全原因死亡率または特定死亡率
冠動脈疾患の危険因子の第1位は高コレステロールではなく糖尿病
冠動脈疾患=高コレステロールのように考える人も多いでしょう。でも実際には違います。 今回の研究はベースラインで30歳から79歳の男性5599人と女性6478人を無作為に抽出し、21年間追跡調査したものです。2180件の冠
高血圧の薬でがんリスクが増加する その1 腎臓がん
多くの人が飲まされている高血圧の薬。心血管疾患のリスクを低下させるために必要だと考えられていますが、他の疾患リスクが上がってしまっては何のために飲んでいるのかわかりません。 以前の記事「長期の高血圧の薬の使用とがんのリス
血糖値が高い時間が多いと糖尿病の認知機能低下が進行する
アルツハイマー病は糖質過剰症候群です。3型糖尿病とも考えられています。認知症の予防は40代から必要でしょう。 今回の研究では、認知症と診断されていない60歳以上の2型糖尿病患者197人を対象として、ベースラインおよび2年
経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)の1時間値が高いと心血管疾患や悪性腫瘍による死亡率が増加する
1986年に開始された岩手県大迫町の一般住民を対象とした高血圧・循環器疾患に関する長期前向きコホート研究である大迫 (おおはさま)研究というものがあるそうです。大迫町は現在人口が4,000人ちょっと程度のようです。 今回
血液透析患者はタンパク質摂取量が多いほど筋肉量が増加し、死亡リスクが低下する
タンパク質は腎臓に負担をかけるといまだに信じられています。透析を受けているステージ5の慢性腎臓病患者では、日本透析医学会の基準では一日0.9~1.2g/kg体重のタンパク摂取が勧められています。 でも多くの人はタンパク質
異常子宮出血と高インスリン血症の関連性
女性の性器の不正出血を認める人は少なくないでしょう。その原因は様々でしょうが、異常子宮出血は糖質過剰摂取と関連している可能性があります。 今回の研究では、18歳から54歳までの閉経前女性205人が対象で、116人が異常子